細い皮を編み込んだ革製の鞭です、アメリカのカウボーイが持っていそうな物です。
カウボーイと同じように牛や羊を扱うための鞭から発達した武器でしょう。
持ち手は木製で34センチ、鞭の根本には馬のたてがみで出来た赤い「纓」が付いて
います。
鞭の部分は細い皮を細かく編み込み油を浸み込ませています、全長は約3.4mあり
根本は太く4センチほどそして先にゆくほど細くなり、先端は数ミリの革ひもになっ
ています。この皮鞭は振って相手を倒すわけですが、鞭を振ることで大きな音が鳴り敵を威嚇す
ることも可能でしょう。
「九節鞭」は長さ8〜10センチの鉄の棒(太さは細い物で約4ミリ、太い物なら約
15ミリも有ります)を鉄のリングでつないだ物です。そして第一節の「鞭頭」は紡
錘形の重りになり、最後の一節は手で持つための「鞭把」になっています。
「九節鞭」の仲間では「七節鞭」「十三節鞭」なとがあります。「九節鞭」と言うか
らには、九つの節がつながっていると思いがちですが、私の持っている「九節鞭」に
は十節や十一節の「九節鞭?」があります、長さの調節のためですが、いかにも中国
的ですね。「九節鞭」の長さの目安は、「鞭把」を除いた長さが、顎から爪先までの
距離です。「九節鞭」にも「鞭頭」と「鞭把」の部分に「鞭采・絹のハンカチのような物」をつ
けます、「九節鞭」を振り回まわすと鳴る「バリバリッ」というカッコのいい音の正
体です。「九節鞭」は腰に巻いたり、懐に入れたりして、携帯に便利な器械なので、
旅行にぴったり?だそうです。
三節棍は50〜60センチの白蝋(棍と同じ素材)の棒を三本、鉄の鎖でつないだものです。三節棍は
「前段」「中段」「後段」とに分かれていますが、特に「前段」と「後段」の区別は有りません。「三
節棍」の仲間の「多節棍」にはたくさんの仲間があります。「長梢子棍」「双節棍」「短梢子棍」「四
節(金党)」などです。「双節棍」は皆さん、よくご存じブルースリーで有名な「ヌンチャク」のことです、「二節棍」と言う
呼び方もあり、同サイズの二本の棒を、鉄の鎖や革ひもでつないだものです。長さは、20センチほど
の物から、60センチ以上の物まであります。「短梢子」は二本の棒の長さが違い、長い方の棒が「棍身」で約70センチ、短い方の棒が「棍梢」で
約30センチで、「長器械」の「長梢子棍」のミニチュアです。「短梢子」は両手に持つ「双器械」が
一般的です。「四節(金党)」は「長器械」の「金党」の仲間でもあるのですが、「長器械」の「金党」
を四分割して「三節棍」のように鉄のリングでつないだ物です。
「縄標」は元々「(金票)」という器械に「縄・なわ」を付けたものと考えてよいでしょう。
「標」は簡単に言ってしまえば「手裏剣」です。小型の「剣・ナイフ」を投げて敵を攻撃する
もので「暗器」に属する物です。「標」は一度投げてしまえばそれきりで、十回攻撃をしよう
とすれば当然十個の「標」を持っていなければなりません。そこで、一度投げた「標」にロー
プを付けておけば、何度でも回収して使えるわけです。ところが「縄」をつけたおかげで、攻撃方法にもいろいろとバリエーションが出てきました、
一度「縄標」の表演を見られた方ならよく分かるのですが、「縄標」の攻撃パターンは変幻自
在と言うほどとても変化に富んでいます。「縄標」をくるくると体の回りに巻きつけたかと思
うと、突然「標」が足の方から、また背中側から、飛び出してきます。「縄」の長さは左手に
「縄」の端を持ち、両手を広げ右手から地面に「縄標」の「標」の部分が付く長さです。
「流星錘」はロープの先に「錘」という丸い重りを付けたものです。
「縄標」も「流星錘」も使い方は、ほぼ同じですが、「縄」の両側に同じ大きさの「錘」を取り付けた
「流星錘」や大小の「錘」を取り付けた「子母錘」などがあります。
「飛爪」はロープの先に金属製の「爪」をつないでいます。
「爪」は手のひらの指を曲げたような形で指先は鋭くとがっています。
使い方としては敵に投げつけ衣服に引っかけたり、木に登るときや山に
登るときに使う事もあったようです。