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10月の講座 基本功「手法1・拳法」 vol.7   
「手法」shou fa

手法とは手や腕で行う攻撃と防御の方法のことです。
長拳では主に、先月の講座で説明した「手型」の「拳・掌・勾」を使い手法を行います。

拳でおこなう技術を「拳法」掌でおこなう技術を「掌法」肘では「肘法」と呼んでいます。
今月はこの中から「拳法」を解説していきます。


■拳法 quan fa
抱拳・冲拳・劈拳・撩拳・貫拳・砸拳・栽拳・抄拳・・・

武術の中の拳法には沢山の種類があります。
今回の講座ではこのうちの抱拳・冲拳・劈拳・の4種類の拳法を解説します。

ちなみに中国武術のことを中国拳法と呼ぶことがありますが、中国では拳法と一般的には
呼びません、通常「拳法」とは拳を使ったの技術のことのみを指します。


「抱拳」bao quan

抱拳は拳法だけでなく手法全般の練習時に基本となる手法です。
拳心は上に向き腰にピタリとつけることが大事です。

「抱拳」の練習法
1.足を肩幅に開き手を体側につける。
2.その状態から勢いよく肘を引き拳を腰につけます。
3.拳心は上に向き、小指側を腰につける
4.背筋を伸ばし胸をしっかりと張ります。

<注意点>
・拳を腰につけたときには腹より拳が前にでないこと
・肘は締めて広がらないように注意する。


「冲拳」chong quan

「衝拳」とも呼ばれ、拳をまっすぐ直線的に打つ拳法です。
長拳の手法のうち最も基本的な拳法です。

「冲拳」の練習法(右冲拳)
1.両足を肩幅に開き背筋を伸ばし胸を張って立つ。
2.抱拳の状態から、脇を締めて拳心を上に向けたまま前に出す
3.肘が腰を越えたあたりから徐々に親指を内側に回転させる
4.同時に出していた左拳を外回しに回転させて肘を下にして曲げていく
5.左肘が腰につくと脇を締めて拳を腰までひく
6.右拳はつづいて前方に打ち出す
7.始めはゆっくりと拳を打ち出し正しい形を身につける
8.正しい形がある程度分かると素早く力を入れて練習する
9.左右交互に拳を打つ練習をする

<注意点>
・拳を打ち出すときには必ず肘で脇を擦るようにおこなう
・拳を回すのは肘が腰を通過してから回転させる
・打ったときの拳の高さは肩から口のあたりになる

ことわざにある「拳打千遍身法自在」というものがあります、
つまり、拳を正しく打つには、練習を何度も繰りかえさなければ、
身に付かないと言うことでしょう

正しい方法で何度も繰りかえして練習しましょう


「劈拳」pi quan

「劈拳」は相手の頭や顔肩などに上方から打ち下ろし攻撃する拳法です。
前に打つ「前劈」横に打つ「側劈」腕を回す「輪劈」などがあります。

「劈拳」の練習法
1.両足を肩幅に開き背筋を伸ばし胸を張って立つ。
2.抱拳の状態から、拳を上方に振り上げます。
3.その後腕を伸ばした状態で、下に振り下ろします。
4.肩の高さぐらいで腕を止め、拳輪で力を入れて打つ。
5.同時に顔は打つ方向に向ける(図は側劈)。

<注意点>
・力点は拳輪に達する。
・劈拳を打つときには肘を曲げて打たない。
・腕を上げたときも打ったときも肩を上げずにおこなう。


「砸拳」za quan

砸拳は劈拳と同じく上の方から下に向けて打ち下ろす拳法ですが
劈拳と違い拳背で打ちます、また逆の手でを受け止めるように
合わせ「バン!」と大きな音を出す場合もあります。

「砸拳」の練習法
1.両足を肩幅に開き背筋を伸ばし胸を張って立ち抱拳。
2.右腕を上に、左腕を下に分け広げ、右足の膝を引き上げる。
3.右の腕を伸ばした状態で下に向けて打ち下ろす、左掌で拳を受け止める。
4.同時に右足を地面にむけて踏み下ろす(砸拳震脚)。

<注意点>
・拳は腹の前で打ち合わせるようにする。
・しゃがんだときには胸を張り腰を伸ばしてお尻を出さない。
・膝を上げての震脚は必要な場合(套路中にあるなど)だけおこなう。


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