一つ戻る・12月の講座
一つ進む・2月の講座
中国武術基礎講座メインメニューへ
中国武器博物館・ホームページ・メニューへ
02年1月の講座 「南拳の手法5・橋法」 vol.22   
「南拳の手法5・橋法」shou fa 5・qiao fa

「南拳・北腿」と言われるように南拳には長拳にはない、たくさんの手法があります。
「手法」の主なものには、拳法・掌法・肘法・爪法・指法・橋法などが上げられます。

■ 拳法  拳を使った手法
■ 掌法  掌を使った手法
■ 肘法  肘を使った手法
■ 爪法  手型で紹介した「虎爪」などを使う手法
■ 指法  手型で紹介した「単指手」などを使う手法
■ 橋法  南拳独特の腕の「前腕」を使う手法

今月はこの中から橋法について解説しいたします。


■橋法 qiao fa 

「橋法」は建築物の橋(ブリッジ)になぞらえた手法で、前腕部分を使った南拳独特の技術です。
橋法には「盤橋」「切橋」「沈橋」「架橋」「滾橋」「載橋」「穿橋」などがあります。


「盤橋」ばんきょう

「盤橋」は手を「単指手」にし、肘を曲げて立円に回します。
「単指手」の高さは頭を越えず股の下よりも低くならない。

「馬歩盤橋」
歩型は馬歩で、左掌を右腕の内側を通り孤形を描き左側に開く。
肘は少し曲げて下にさげる、手首は折り曲げ指を跳ね上げる。
腕は肩の高さ、視線は左掌に向ける。

つづいて、右掌を左腕の内側を通り孤形を描いて、右側に開く。
肘は少し曲げて下にさげる、手首は折り曲げる。

【要点】腕を回すときには身法をうまく使いスムーズにおこなう。


「沈橋」ちんきょう

「沈橋」は腕を伸ばした状態から、急激に前腕部分を下に下げます。
同時に両肘を下に引き下ろし、手首を曲げ指を上に跳ね上げるよう
に起こします、両手の掌心は斜め前に向ける。
力点は腕の尺骨側(小指側から伸びている骨)に達します。

【要点】腕を下げるときには腕の下に力点があり、腕を出来るだけ水平に伸ばす。


 


「滾橋」こんきょう

「弓歩滾橋」
右腕を内旋し、右拳を身体の回転に合わせて右側に向けて滾冲。
拳眼は内に向ける、力点は前腕桟骨側(親指側)に達する。
左拳は右腕の動きに合わせ肘を曲げて左側に引く、拳心は下に向ける。

【要点】腕は前に伸ばすが、力点は腕の内側に有る。





「穿橋」せんきょう

「穿橋」は掌を伏せ(掌心を下向き)もう一方の腕の下を摺り
合わせるようにして前方に突き出す。

「虚歩穿橋」
腰を少し右に回し、左拳を掌に変え右腕の下に沿って前に突きだす。
肘は下げ腕を外旋、指先は左に向ける。

【要点】腕を伸ばすとき腰を逆に引く。




一つ戻る・12月の講座
一つ進む・2月の講座
中国武術基礎講座メインメニューへ
中国武器博物館・ホームページ・メニューへ