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01年6月の講座 「南拳講座」 vol.15     
今月でこの武術講座も15回目を迎えました。
これまで「長拳」の基本動作を中心に解説してきましたが、先月の跳躍までを一区切りにして今月 からは「南拳」について解説をしていきたいと思います。

この講座の第1回目では「南拳」の簡単な解説をしています、その中でも説明したように「南拳」 は「太極拳」「長拳」とともに中国の代表的な武術とされています。

近年盛んになってきている武術の国際大会、それにアジア競技会(別名アジアオリンピック) でも90年の北京大会から「南拳・長拳・太極拳」は正式種目として採用されています。

また、2008年のオリンピックで、北京が開催国になった場合「長拳・太極拳・南拳」は初 のオリンピック種目として採用されるわけです。


「南拳とは」
「南拳」は名前の通り中国の南の地方で生まれた武術です。
武術には「南拳北腿」という言葉があり、「南拳」は拳の技が「北拳(長拳)」には足技の種類が多くあるという意味です。
確かに「南拳」には長拳にない「爪法」や「橋法」など手や腕を使った特徴的な技が沢山あります。

また福建南拳が琉球(現在の沖縄)に渡り「唐手」・・・「空手」が生まれたといわれています。
空手の武器である「サイ」や「トンファー」ももともとは中国から渡ったものです。

現代でも広東、福建、広西、湖南、淅江、江蘇、四川、江西など各省では 南拳が盛んにおこなわれています。(地図参照)

「南拳」と一口に言ってもその種類は沢山あり、その特徴も異なっています。

「広東南拳」洪家拳・劉家拳・蔡家拳・李家拳・莫家拳

「福建南拳」咏春拳・五祖拳・鶴拳・羅漢拳・地術拳

「広西南拳」周家拳・屠龍拳・小策打

「淅江南拳」洪家拳・黒虎拳・金剛拳・温州南拳

「湖北南拳」洪門拳・魚門拳・孔門拳

「湖南南拳」巫家拳・洪家拳・薛家拳

「江西南拳」硬門拳・字門拳

「四川南拳」峨嵋拳・白眉拳

「上海南拳」浦東南拳

「江蘇南拳」江蘇南拳

南拳の共通した特徴として、足の運びが安定していること、拳を打つときには強く勢のある「剛拳」であり、 短く打ち出す「短拳」が多く、強く拳を打ち出すときには「ウオー」や「ハイー」と言った発声を合わせておこなうことがあります。
また、北派の長拳などに比べて「跳躍」は少な目であること、などが挙げられます。

そして「南拳」の動作には「虎」「鶴」「鷹」「龍」など、動物の動きを取り入れた「象形動作」が多く含まれていることも挙げられます。

「南拳」をつづけて練習することにより、骨が強靱に、筋肉が発達し、内臓が健康になると言われています。

     CHEN SHUAI・陳 帥 中国       HUANG CHUNNI・黄 春妮 中国

           大阪・東アジア競技会・南拳男女優勝者(2001.5.25〜27)


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