この講座の第1回目では「南拳」の簡単な解説をしています、その中でも説明したように「南拳」 は「太極拳」「長拳」とともに中国の代表的な武術とされています。
近年盛んになってきている武術の国際大会、それにアジア競技会(別名アジアオリンピック) でも90年の北京大会から「南拳・長拳・太極拳」は正式種目として採用されています。
また、2008年のオリンピックで、北京が開催国になった場合「長拳・太極拳・南拳」は初 のオリンピック種目として採用されるわけです。
また福建南拳が琉球(現在の沖縄)に渡り「唐手」・・・「空手」が生まれたといわれています。
空手の武器である「サイ」や「トンファー」ももともとは中国から渡ったものです。
現代でも広東、福建、広西、湖南、淅江、江蘇、四川、江西など各省では 南拳が盛んにおこなわれています。(地図参照)
「南拳」と一口に言ってもその種類は沢山あり、その特徴も異なっています。
「広東南拳」洪家拳・劉家拳・蔡家拳・李家拳・莫家拳
「福建南拳」咏春拳・五祖拳・鶴拳・羅漢拳・地術拳
「広西南拳」周家拳・屠龍拳・小策打
「淅江南拳」洪家拳・黒虎拳・金剛拳・温州南拳
「湖北南拳」洪門拳・魚門拳・孔門拳
「湖南南拳」巫家拳・洪家拳・薛家拳
「江西南拳」硬門拳・字門拳
「四川南拳」峨嵋拳・白眉拳
「上海南拳」浦東南拳
「江蘇南拳」江蘇南拳
南拳の共通した特徴として、足の運びが安定していること、拳を打つときには強く勢のある「剛拳」であり、
短く打ち出す「短拳」が多く、強く拳を打ち出すときには「ウオー」や「ハイー」と言った発声を合わせておこなうことがあります。
また、北派の長拳などに比べて「跳躍」は少な目であること、などが挙げられます。
そして「南拳」の動作には「虎」「鶴」「鷹」「龍」など、動物の動きを取り入れた「象形動作」が多く含まれていることも挙げられます。
「南拳」をつづけて練習することにより、骨が強靱に、筋肉が発達し、内臓が健康になると言われています。
CHEN SHUAI・陳 帥 中国 HUANG CHUNNI・黄 春妮 中国
大阪・東アジア競技会・南拳男女優勝者(2001.5.25〜27)