伝統・双器械のブース
Tradition Weapon Booth

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中国の大会で見つけた伝統器械  
「匕首・ひしゅ」

匕首は中国で「ビーショウ」と呼ばれる
長さが約30センチあるの両刃の器
械です。 「佐助器・さじょき」や
「暗器・あんき」「短器械」に分類
されています。

現在の中国での試合では「匕首」を
両手に持つ「双匕首」の套路が一般
的です。
持ち方は匕首を逆手に持ち「翻腰」などの回転動作 を取り入れた素早
い套路です。

また、対練で匕首を用いる場合もよくあり「空手奪匕首・くうしゅだ
つひしゅ」や「双匕首進槍・ そうひしゅしんそう」などがあります。


「双剣・そうけん」

「双剣」は双剣という形の特別な
器械ではなく「単剣」とほぼ同じ
形の器械です。

ただし刃の形や鍔そして鞘の形は
「単剣」とは少し違い二本の刃を
合わせて一本の鞘に入れるのが普
通ですつまり刃がくっついた状態で鞘に収まります。

ですから単剣の場合刃の両側にある「刃峰」が「双剣」では片側の
みとなります・・・刃同志をピタリと合わす必要があるからで鍔も
柄も同じように合わさる側が平らになった形になっています。

「双剣」は中国的な合理性が現れた器械です。




「双梢子棍・そうしょうしこん」

「梢子棍」は軟器械に属する器械です。2本の短い棍を鎖でつな
いだものですが、いわゆる「ヌンチャク・双節棍」と違う点は一
方の棍が長く(約40cm)もう一本が短めの棍を組み合(約20cm)
わしてあることです。

手で持つ方の棍が長いめのため、ヌンチャクのように、振る方の
棍で間違って手を打つことがありません、よく考えられた器械と
いえます。

また、長器械の梢子棍「長梢子棍」もあります。
長い棍が約150cm、短い棍が40cmほどのものです。








「双刀・そうとう」

「双刀」の場合も「双剣」と
同じように左右同じ「刀」を
持ちます。

また、左右の刀を重ね合わせ
て持つため「柄・つか」や「鍔・つば」「刀首」も普通の「単刀」を
真っ二つにしたような形です。

中国では「双刀」を表す言葉に「単刀看手、双刀看走」というものが
あります。

これは「単刀」を表演する場合「刀を持たない方の手を見ろ」という
意味です。誰でも武器を持った手には注意が行くのですが、持たない
手はなおざりになりやすいためです。刀を持たない左手にはバランス
を取ることや力を補助する重要な役目があると言うわけです。

また、「双刀看走」とは、両手に持った刀を振ることと、足運びを上
手く協調させることが重要というわけです。


「双鈎・そうこう」

「双鈎」は日本ではなかなか想像できない不思議な器械です。

先端についたカギ状のもので、馬の手綱を切ったり、服を引っかけ
たりするわけです。

器械の後ろ側には、風采と呼ばれる絹の布をつけます、双鈎を振る
ことによって風采がバリバリと大きな音を立てます。動きが優雅な
割に見た目が派手で、難度の高さが要求される武術です。




「双短槍・そうたんそう」

両手に短めの槍を持った套路(武術の型)です。

「双槍」には両端に槍先がついた「双頭双槍」とという器械があり、
両方の槍をクルクルと回すのですが、この「双単槍」は槍先でつく、
払うなどのがある、比較的地味な動きの武術です。













「陰陽鶏爪鋭」

八卦掌の武器に属するものだそうです・・・

八卦系の武器だけに歩法(歩き方)は弧系歩でクルクルと歩きます。
器械の使い方は画像のように肘付けて攻撃からの防御をします、また
先端の槍状の部分で突き刺します。

そして、前後をひっくり返し武器をのばして先端のカギで引っかける
・・・などの攻防の方法があります

この武器の名前がわからないので教えてくださいと載せたところ、親
切に教えていただきました。館長もよく知っている、伝統器械に詳し
いY氏です。彼は詳しいだけでなく、いろいろな伝統器械に精通して
いる有名人です、これからもよろしく



「日月槍刀・にちげつそうとう」

「日月槍刀」に関してもあまり資料はありません「鴛鴦鉞」や「乾坤
圏」などと同じよな使い方をすると思われます。












「胡蝶刀・こちょうとう」

中国の南の地域でよく使われている器械です。南刀が出てくるまで
の南拳の代表的な器械と言えるでしょう。

南拳の表演と同じように気合いの入った激しい動きが特徴でしょう、
香港のカンフー映画などにも良く登場する器械です。









「双草鎌・そうそうれん」

名前の通り草を刈る鎌、農機具から発生してきた民間的な武器と
言えます。

生活道具から武器に変化したものは沢山あります。
代表的なものでは「斧→鉞」「扇→武術扇」「キセル→花煙管」
「蝙蝠傘→武術傘」などがあります。

この「双草鎌」は切る、引っかける、振り払うなどの動作があり
実践的な器械といえます。






「月牙産・げつがさん」

「月牙産」はもともと僧侶が使った道具で「禅杖」とも呼ばれ、法具の一種とも考えられます、
また土を掘り起こすための(道路工事?)道具とも伝えられている器械です。

画像でも少林寺の僧の格好をした少年が演武を行い、観客に大受けしていました。



「大刀進槍・だいとうしんそう」

対練とは、武術での戦う様子を演出した武術です。映画のアクション
のような激しいものから、ユーモラスで笑えるようなものまで、いろ
いろな種類のものがあります。

ここでは対練の代表的な「大刀vs槍」をお年寄りが表演しています。
なかなか機敏な動きで、年を感じさせないみごとな表演です。









「天秤棒対大槌・てんびんぼうvsハンマー」

「天秤棒」とは両端に荷物をぶら下げ運ぶ道具です「大槌」は大きな
金槌のことで、岩を砕いたり、杭を打ち付けたりする道具です。
この二つを使った対練で、日常にある道具をうまく使ったユーモラス
な対練です。

重たいハンマーを振るのですがなかなか相手にあたらず、重いためハ
ンマーに振り回される様子が笑いを誘います。





ここで紹介した画像はすべて中国で撮影されたビデオからの画像です。
現在DVDをで販売しております。

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