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「拳種」
独立した武術の門派(中に徒手の套路、器械の套路、功法などがある)
索引
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拳種
器械
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技法
器械技法
功法
諺訣
年表
武術流派表
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一盆珠
」 「
十二路技子拳
」 「
十字単拳
」 「
十字蓮花拳
」 「
十排手
」 「
七星拳
」 「
七星螳螂拳
」 「
七星蓮拳
」
「
八門汇宗
」 「
八門金捶
」 「
八三拳
」 「
八閃翻
」 「
八折
」 「
八極拳
」 「
八歩転
」 「
八卦拳
」 「
八卦七十二腿法
」
「
八卦三十六腿
」 「
八卦掌
」 「
八錦単拳
」 「
八錦拳
」 「
九節鴛鴦腿
」 「
九龍門
」 「
九綱十八幅
」 「
九宮八卦掌
」
「
九宮太極拳
」 「
九宮旋転十二法
」 「
九還拳
」 「
九拳
」 「
九犁拳
」 「
九滾十八跌
」 「
九翻子
」 「
刁家教
」
「
義和拳
」 「
義善拳
」 「
三十六路宋江拳
」 「
三義拳
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三皇炮錘
」 「
三教門拳
」 「
土拳
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大成拳
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大架拳
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「
大悲拳
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山西母子
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小大鵬拳
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小伏虎拳
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弓力拳
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馬形
」 「
馬猴螳螂拳
」 「
子午拳
」 「
子母少林拳
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子母連拳
」 「
子母綿掌
」 「
六大開拳
」 「
六字門
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六合拳
」 「
六合通臂拳
」 「
六合螳螂拳
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六家芸
」
「
心意六合拳
」 「
開門八極拳
」 「
開門拳
」 「
開拳
」 「
天罡気拳
」 「
天罡手三十六
」 「
云龍九現八陣図
」 「
韋陀六合拳
」
「
五行通臂拳
」 「
五行鷲拳
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五花炮
」 「
五枚花拳
」 「
五祖拳
」 「
五祖鶴陽拳
」 「
五勢梅花桩
」 「
太乙門拳
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太行意拳
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太极元功
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太极五星捶
」 「
太極拳
」 「
太極螳螂拳
」 「
太空拳
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太祖拳
」 「
太和六路拳
」
「
少林十八羅漢手
」 「
少林十三抓
」 「
少林十字戦拳
」 「
少林八歩連環
」 「
少林心意門
」 「
少林五形八法拳
」
「
少林五虎拳
」 「
少林五戦拳
」 「
少林五拳
」 「
少林合戦拳
」 「
少林柔拳
」 「
少林昭陽拳
」 「
少林拳
」 「
少林脱戦拳
」
「
水滸門拳
」 「
水滸拳
」 「
長寿拳
」 「
長林登州炮捶
」 「
長拳
」 「
化門
」 「
丹功門拳
」 「
風魔拳
」
「一盆珠・yipenzhu・イーパンヂュ」
岳家教とも呼ばれる、南拳の一種である。宋朝(420-479・南北朝)の時代に名将「岳飛」が作り出したとされる。
はじめは湖南地方から広東地方に伝わったときに「一盆珠」と名前が付いた。
この拳は攻守が兼ねそろうため、攻撃を主として行う。歩法は軽く素早く安定したもので、馬歩、弓歩、独立歩等がある。
手法は虚実がはっきり分かれ、通常左手が虚、右手が実になる。手と足の配合は協調一致させる。
画像は淅江省杭州市の岳王廟にある岳飛(1103〜1142年、民族英雄)の座像。
岳飛が作ったとされる武術は数多くある。
「十二路技子拳・shierlujiziquan・シーアルルジィツーチュエン」
南拳の一種で、伝えによれば1900年前後、湖南省の雷法香和尚が武岡県を行脚した時、その地で盛んであったとされる拳である。
拳の攻撃性は強く、攻撃を以て防御となし、拳の勢いは激しく勇猛で素早い、また剛柔を合わせて持ち、虚実合わせて進む。
器械には技子単刀がある。
「十字単拳・shizidanquan・シーズダンチュエン」
対式単拳とも呼ばれる、八門拳の一種で甘粛、蘭州、宇夏、青海、新疆などの地区で盛んであった武術です。
左右対称で拳を使い、単練習、対練ともに有る、表演時には伸びやかで大きく、美しく、敏捷でたくましい動作である。
その主要な功法には奔腿、包頭、跺子脚、燕湖啣泥、盤頭花子などある。
「十字蓮花拳・shizilianhuaquan・シーズーレンファチュエン」
この拳は十字に足を運び、手の形が蓮の花に似ているところからこの呼び名がある。
また三教門拳とも呼ばれ、山西地方に伝わる拳種であるが、元々の発祥は山東地方で清朝の時代に山西の霊石が山東の薫裕為師に
拝師し武術を学び後に三教門拳を作ったと言われる。
この拳は「三形四家」を重んじるといわれる、三形とは「龍、虎、鼠」、四家とは「東、西、南、北」をさす、身は龍、動は虎、
静は鼠の如くである。内功は金、木、水、火、土の五行相生相克(五行の運行によって生じる相互作用)を重視する。
また外功は強く打ち、強く突っ張る、また擒拿術にも長けている。
「十排手・shipaishou・シーパイショウ」
この拳は武術の拳の一種で、10種類の異なった手法を組み合わせた物です。それぞれの手法はそれぞれ発展進化し4種類の撃ち
方と、主につかむことが共に10種類(10排)ある、そのため「十排手」と呼ばれる。
単練習、また対練などがある。十排手は「分手八快」や「小母子」などの拳種の手法と腿法を取り入れて内容が豊かである。
功法の練習は二種類ある、その一つは手法の練習で、主に指の力、手首の力、腕力を各種の「拿法」「抓法」に組合わせる。
二つ目には腿法の練習で、主に蹬、踢、踹、踩と転ぶなどである。
「七星拳・qixingquan・チーシンチュエン」
この拳は小林拳に属する。「七星」とは前・後・左・右・上・下・中央の七つの方向を指す。この拳は丹田の運用で発勁し、動作
は内側を固く絞め、外には激しく猛烈である、套路は連環して隙が無く整って、一気呵成に行う。
「七星螳螂拳・qixingtanglangquan・チーシンタンランチュエン」
螳螂拳の一種。別名では「羅漢螳螂」と呼ぶ。山東登州で作られた。「七星歩」はこの拳の基本的な攻防の形です、合わせて螳螂
九転十八跌、挿捶、蹦歩、双挿花など各種の招式を構成して七星連勢として、ゆえに「七星螳螂拳」と呼ばれる。
特に「閃転騰揶(避ける、場所を変える)」が重要で、勁力は強くきびきびしている。
「七星蓮拳・qixinglianquan・チーシンレンチュエン」
この拳は甘粛地方に伝わる拳種である。また別名を「排子拳」とよばれる。進むたびに形が変化し、進む或いは止める、
飛びかかる、高く、閉じる、止めるなど、合わせて35排、12腿の方法ある。この拳は甘粛武威地方で流行していたが、現在で
は見ることはまれである。
「八門汇宗・bamenhuizong・バーメンフイゾォン」
八門汇宗=武当松渓派内家拳の項を見よ
「八門金捶・bamenjinchui・バーメンジンツイ」
小身子の拳種、特に縦、奔、跳、躍、閃、戦、騰、揶の八法が重要である。以下手足の動作は主に、手足の配合を緊密におこない、
歩法は軽やかに、手法は迅速に、変化がめまぐるしい。練功法には二種類有り、その一つは腿功の練習で、踢、奔、踹、踩、縦、
閃、綻などある。もう一つは手法の練習で、打、展、撑、捶、闸、剁などがある。
拳譜歌訣には「一、咬龍が水の滴を飲み込む」「二、猛虎が山林から走り出る」「三、猿が跳び上がり仙果を摘み取る」「四、
梅鹿が跳ねて霊芝を探す」「五、五千斤の鼎を下から押し上げる」「六、八王が荥阳を手に入れる」「七、おとりの兵が弱みを
隠して相手をだます」「八、まばらな柱の梁を引き出す」この拳が伝わっている地方は甘粛蘭州、寧夏、青海、新疆など。
「八三拳・basanquan・バーサンチュエン」
甘粛天水地方の拳種。別名「八三摸手」と呼ばれる。内容に含まれるのは拳、肘、腿、跤の方法がある、動作は伸びやかで、あか
抜け、敏捷で変化が多い。
「八閃翻・bashanfan・バーシェンフォン」
翻子拳の一種。少林寺の主管僧「法静」「惠明」「寂然」が書き残し伝えている。初期には河北省蠡県の広域に伝わり、高陽、饒
陽などに伝わり、現在では全国に広まっている。
主要内容は脆八翻、大八翻、小八翻、十八翻、十八歩、外八歩、里八歩、八歩纏身、緊八手などの内容を含んでいる。套路には金
剛翻、擒手翻、一字翻、叉子翻、綿掌翻、八卦翻、挿手翻、八路翻、鷹爪翻、磨盤翻、龍形翻、摔手翻、六手翻、鶏爪翻、少林翻、
掳手翻、大翻子などがある。
技術の特徴は 歩疾多密、連踩跑動、閃擺取勢、上下翻転(素早くきめ細かく続けて踏みこみ走る、そして除ける振り動かしはず
し上下にひるがえる。
含胸蔵鋒、嚀腰切寛(胸を含み刃を内に隠す、腰を捻り)。迅猛遒勁、韻復自如(迅速で強い力、繰りかえすリズムが自在である)。
基本の打法には冲、棚、挑、托、摔、劈、叉、刁、裹、扣、搂、鎖、封、蓋、圧などが有る。
「八折・bazhe・バーツァー」
武当拳の一種。伝わっているものには八套半の套路がある。すなわち龍式、虎式、鳳式、云燕、站山、下山、出洞、八折と逼龍珠。
その中で八折が難度が高く最大の套路である。八折は、地趟動作が多くあり民間の俗称で「九滾十八跌」(九回転がり、十八回転
びつまずく)拳譜には「有力で有れば頭の上に、力が無ければ両側を踏みつける」「十指で地をつかみ頭のてっぺんを上に、順歩
で腕を出し両肩を動かす」「頭のてっぺんは鉄のように、両手で肩脇を押さえ、手は綿の長い布、腰は鉄のように」。
「八極拳・bajiquan・パーチーチュエン」
八極拳=開門八極拳の項を見よ。
「八歩転・babuzhuan・バーブヂュアン」
甘粛地方の拳種。伝えられているところに戦国時代の孫武子によって作られた。一歩一歩奇正、拳は八方に打つ、そのため「八歩
転」と呼ばれる。
主に伝わっている地域は甘粛甘谷、臨桃、武威、蘭州などである、また青海、宁夏、新疆などの地域にも伝わっている。
この拳は真っ直ぐには歩かず孤形に歩く、八卦に似ているが八卦では無い。その手法は軽快、敏捷で、擒打、摔拿が主な手法である、
技撃手法は突出していて、東を指し西に上に下に打ち変化が多い。歩行は八卦、ぐるりと四方を見渡す、攻防を重視し兼ね備える。
腿法には踢、踹、踩、铲などがある。手法には推、挑、展、挿、靠などである。その他にも鑚法、挤法などがある。
「八卦拳・baguaquan・パーグアチュエン」
武術の拳種。全部で24路の套路が有り、上八卦、中八卦、下八卦に分けられる。套路の路線は直線で往復、動作は隙が無く整って
いる、勁力は剛猛であり、その要訣には「君が打つ、俺は防がない、俺が打つ、防ぐ事は出来ない」とある。基本の功力練習法には
蹲騎馬桩、抓坛子、挿豆子、踢沙袋などが有る。器械の套路には槍、套、棍、拐子、流星、双鈎などがある。山東、河北、河南一帯
に広く伝わっている。
「八卦七十二腿法・baguaqishiertuifa・パーグアチーシーアルトゥイファー」
八卦拳の一種。またの名前を「七十二暗脚」「七十二截腿」。尹福の子供、尹玉章が伝える。套路「三十六腿」とお互いに助け合い
補完する。全部で72招ある。
その脚技の多くは、秘密の技で隠されていて、変わることが多い、そのため別名「地煞腿(煞=祟り神、疫病神)」と呼ばれる。
天罡(北斗星)三十六腿、地煞七十二腿、合わせて百八腿となる。この腿法中で低腿法を主とし、また「天罡三十六腿」に不足した
「喜脚法」を補充する。その名前は「十八滾」「鈎圏脚」「里合腿」など。その秘密の腿法中に各種の摔法、跌法、逆関節、擒跌な
どの技術が有る、これは八卦門ではやらなければいけない多くの技術である。
この套路練習の腿法には走圏あるいは直趟単練を主とし、また違った方法が全部で7つ勢子甚低、無天罡腿、那種雷霆、万鈞之勢、
無声無息、近身傷人、防不勝防が有る、八卦各派には絶技が有るが、簡単には見られない。
「八卦三十六腿・baguasanshiliutui・パーグアサンシーリュウトゥイ」
八卦拳の一種、「伊福」が伝えた。その腿法は「陽」と「剛」が主である、明踢名掃、全部で36の形がある。腿法は雷鳴がとどろ
く勢いで行うため、別名「雷霆八卦腿」とも呼ばれる。その腿法は「八卦掌」に似ている、八卦掌の規則に従って、绕圏行走(円を
描きクルクル回る)また簡潔で実用的に直線に歩く事も有る。多くの高中腿のなかで「通天腿」「穿喉腿」「挂面腿」等々が有る。
伊福が八卦門に入る前に潭腿及び腿拳を練習していた、八卦門に入門後、伊福は師匠の董海川に、欲無くし前功を捨て去れと言われ、
そして縦に跳ね上がる型に直し八卦掌の掌法を加えて合わせて練習する事によりこの套路の腿法が初めて完成していった。
この方法は勇猛で、並はずれている、ただ飛び跳ねる動きはまったくない。脚は共に支えて、連続し進んで打つ、転換を眺めるは六
種類、脚は八法を制する「手是両扇門、全靠腿打人」と諺がある、この套路の腿法は八卦掌の補足として発展していった。
「八卦掌・baguaszhang・パーグアヂィアン」
武術の拳種のひとつ。別名は「八卦拳」「遊身八卦掌」「連還八卦掌」である。八卦掌は中華武術の主要な拳術の流派の一つである。
伝えによると清代中葉河北文安県朱家坞人「董海川」が作ったといわれる。19世紀半ば北京、天津一帯に広く流行する、八卦掌の
構成は多彩な掌法を取り入れている、八卦掌の運動規則は八卦の四正四偶と九宮歩であり、それが、名前の「八卦掌」の由来である。
八卦掌の基礎の訓練は「桩歩」と「転圏」である。八卦掌の総則には十六の種類が有るそれは穿、搬、載、拦、走、翻、寧、転、推、
托、帯、領、纏、扣、刁、钻である。その動きの特徴は「身体は素早く足は敏捷である」「歩くに従い変わる」「剛柔が互いに補う」
「勢いが連なっている」と言える。歩法に対する要求は「内側は真っ直ぐ外側には掛ける」「足を降ろすときには軽やかに」「膝を
こすり、脛をこする」「足を曲げて泥水を歩く」。練習時には「虚霊頂勁」「含胸空胸」「垂肩沈肘」「提肛抱膝」が要求される。
八卦掌の技術内容には「基本八掌」「大八掌」「八形掌」「六十四掌」「龍形八卦掌」「九宮八卦掌」「三十六明腿」「七十二截腿」
「八卦六十四散手」等が有る。八卦掌には単練、対練、散打などの形式がある。器械の種類は刀、槍、剣、棍、七星杆、子午陰陽鉞、
流星捶、風火槍、判官筆、
龍形鈎、龍形針などがある。
「八錦単拳・bajindanquan・パーグアダンチュアン」
八錦単拳=八錦拳の項を見よ。
「八錦拳・bamianquan・パーミエンチュエン」
甘粛地方の拳種。別名「八錦単拳」とも呼ばれる。 伝えによると清咸豊年間、甘粛蘭洲龍の四人の男達が八把式の2つの套路を一
夜で作る、その中には「八錦単拳」がある。この拳は主に甘粛蘭洲武威に伝わり、青海、新疆などの地方に広まった。
八錦拳の主な特徴は動作が伸びやか、あか抜けて美しい、リズムが鮮明で、敏捷活発である、手法、腿法、身法が敏捷である、内容
が豊富で、撃つ技が強い。拳譜歌訣によると「八綿拳は少林に生まれ、閉じられた扉から取り出した。」
「九節鴛鴦腿・jiujieyuanyangtui・ヂュユアンヤントゥイ」
九節鴛鴦腿=戳脚九技の項を見よ。
「九龍門・jiulongmen・ヂュロンメン」
峨眉拳の一種。清朝末年、峨眉道士陳黒皮が作ったと伝えられている、益陽に定住しその後湖南に転居し今に至るので百年以上の歴
史が有る。現在伝わっているのは長沙、望城、益陽および湖北などの地域である。拳術の套路には「太陽拳」「小綿拳」「老綿拳」
「九龍手」などが有る。器械の套路には「盤龍棍」「滾龍刀」「双龍锏」がある。九龍門の招法は龍形からの寓意が多くある、手型
には龍頭手が有る、歩型には盤龍腿が有る、手法には頂・磕・撃・抛・钻がある。手を出すときは悪賢く、腿法は低く胸の高さを超
えず、もっぱら下を攻撃し、時に応じて点穴擒拿をする。この拳の動作は伸びやかで、連綿とし途切れない、身体の近くで打つ、勁
力は深く沈め、身体と歩型は低く、身法は含み吐き出し浮きまた沈む。拳の言葉には「打洪門(大門)、走側門(狭い門)、龍の吐
く珠を取り出し、蹴る足は矢を打ち出すように、身を翻し近づく事は膠が粘るように行う、打つときは口づけするように行う。」
「九綱十八幅・jiugangshibafu・ヂュガンシーバフゥ」
拳種の一つ。言い伝えでは宋代開国の皇帝趙匡胤が作ったとされている。その後、江蘇沛県の漢青に伝わり趙(現在の河北省)金国
に広く広まった。趙から黒竜江虎林県に伝わっていく、現在主に伝わっている地域は江蘇と黒竜江などの地域である。九網十八幅は
全部で4路に分けられる。その特徴は伸びやかでゆったりしている、素朴で華美で無い、剛勁で有力、攻防を重要視する。練法は站
椿功法を重視する、打撃法には刺、撩、挂、戳などが主である。
「九宮八卦掌・jiugongbaguazhang・ヂュゴンバグアジャン」
八卦拳の一つ。八卦掌の走圏の他に、古代の五行の説による独特な九宮図を合わせ持つ。東方は震木、西方は兑金、北方は坎水、南
方は離火、中央は土で万物の始まりの意味を持つ。九宮八卦掌を練習するとき、まず木の柱を九本、九宮図に従い並べて立てる。練
習者は中央に立ち、九本の柱の中を縦、横に行き来しする、歩法は八卦掌の走圏をくり返す、しかしさらに活発に連続して回りをめ
ぐりその意を尽くす。九宮八卦掌の中には一種のきわめて卓越した、しかし広まっていない掌法がある、全部で9路あり、毎路一掌
あり、九宮図を一度回る。八卦門の中選りすぐられた、この掌法を行う者は能力が無くてはかなわず、伊玉章、黄柏年など、八卦掌
の拳師は大変保守的であり、故に優れた者は少数である。
「九宮太極拳・jiugongtaijiquan・ヂュゴンタイチーチュエン」
九宮太極拳=長寿拳の項を見よ。
「九宮旋転十二法・jiugongxuanzhuanshierfa・ヂュゴンシュアンジュアンシーアルファ」
武当拳の一種。これは武当の「太乙五行擒撲二十三式」の基礎の動功であり、またこれも独立した武術の套路である。この拳は武当
龍門派十五代伝人李合林 武道人 伝える。動作は腰につづき股を回す事を重んずる、 全身をゆるく自由に、形と意は合わせ従う、
呼吸は自然に。要求点は、腕を丸く抱える、脚は孤形に歩く、動きは蛇が進むように、カイコの繭のように柔らかく。「太乙五行擒
撲二十三式」の基礎としてこの套路を学ぶべば、拳の理論を把握する事が出来る。
「九還拳・jiuhuanquan・ヂュフアンチュアン」
甘粛地方の八門拳種、別名「九環捶」「九蓮環」と呼ばれる。この拳の特徴は素朴な套路で、一招一勢がはっきりして、力が有る、
毎動作には3つの練習法が有り、左、右、左がもう一度の3回。九還拳には大身法と小身法があり、大勁と小勁に分かれる。
大勁は大劈大砍を重んずる、身法は伸びやかで鷹揚で有る、勁力は素早く、勇猛である。小勁はすばしっこく活発を重視する、変化
が多く、巧みに勝つ。この拳の練功法は9個の動作の単独反復練習方法が有る、全てで81拳有る。動作は厳密で構成が整っている。
「九拳・jiuquan・ヂュチュアン」
陕西地方の拳種。「神妙九門拳、変化は万千ある」との説が有る。その風格と特徴は、動作が素朴で、きっちり整い、云手が多い。
主要な套路には、母子九拳、鉄靠子九拳、云手九拳、通臂九拳、黄山九拳、翻九拳、七九拳、華九拳などがある。
「九犁拳・jiuliquan・ヂュリイチュアン」
鷲拳門に属する。全部で9路有る。練功時には地面に草が生えているところで、跌、撲、滾、翻などで進み、前、後、左右に跳ぶ。
「九滾十八跌・jiugunshibadie・ヂュグンシーパーディエ」
少林地趟拳種。滾(転がる)跌(転ぶ、つまずく)等が主な動作である。九滾は「黄龍滾江」「鯉魚返江」「太子滾殿」「黒驢滾
氈」「美女晒靴」「鲲魚反刺」「纏倒踩腿」「金絞剪」「金紐銀釦」が有る。十八跌には「即死人騰床」「老兎蹬鷹」「下馬座泥」
「陰鎖陽鎖」「美女滾氈」「小鬼颠槍」「力推泰山」「浪里撑舟」「鯉魚釦腮」「葉底蔵花」「千斤闸」「夫子躬手」「倒身撥龍」
「倒朝日」「拌跤」「黄狗当道」「二郎担山」「仙人指路」が有る、跌撲滾翻の中のいたる処に暗合する撃方法があり、敵をうち
負かし勝つ。
「九翻子・jiufanzi・ヂュウファンツー」
九翻子=戳脚翻子の項を見よ
「刁家教・diaojiajiao・ディアオジャジアオ」
広東地方の拳種の一つ。伝えによると広西臨江府から広東梅県地区につたわる。最初に伝えたのが刁家の兄弟であり「刁家教」と
言う名前が付いた。全部で108式あり口、品、金、照鏡、穿楊、工、井、整の八字の組み合わせが有る。その特徴は守りが主であ
り攻撃は補う、借力反撃、柔の中に剛を含む。
「義和拳・yihequan・イーフーチュアン」
拳種の一つ。伝えによると義和団の頭領の一人張義が伝えた物とされる。この拳は手、眼、身、法、歩、精、神、気、力、功の運
用を重視する。張義はかって山西省平定県一帯で義和団を組織した時、この拳を教えたであろうと思われる。それ故山西省平定県
一帯で流行した。義和拳には徒手套路が1〜5段有る、器械套路には風火圏1〜6段、義和六合刀1〜8段、斉眉花棍1〜6段な
どが有る。拳と器械の套路は、動作内容が構成が整い力が有る、剛柔がそろい、活発で変化が多い。拳勢は外形を強調せずただ打
つ事を求める。
「義善拳・yishanquan・イーシャンチュアン」
甘粛地方の拳種。別名に「酔単拳」「身法拳」「外場拳」。架子拳に属する(甘粛蘭洲の方言では「単拳」「架子拳」と呼ばれる)
この拳は表演を重んじる、練習中には酔態と酔意を持ちながら、動作は生き生きとして活発、等を合わせて持つ特徴が有る。演練
時にはこの拳の基本功が高く要求される。拳歌訣には「手を開き、まず朝日式、酔って転んで、跳び仏像に参る、片手で和尚が教
典を見る、達磨が堂に戻る、阿弥陀は降魔杵を引き起こす、護法手は天衣をまとう事を指す。」
「三十六路宋江拳・sanshiliulusongjiangquan・サンシーリュウルーソンジィアンチュアン」
南拳の拳種の一つ。特徴は腿法を主に使い、手はそれを補う。攻めるときには脚で打つことが比較的多く、胸腹より下の部分を重
点的に打つ。手法は掌、拳、勾の他に鷹爪と五雷静打を多用する。歩型は中ぐらいと低い姿勢を合わせて用いる。歩法は梅花歩を
多用する。拳を練習する時に声を発しない、「口を開けば気が散る」との説がある。主要な套路には「大蓮歩」「小蓮歩」「陀拳」
「単白鶴拳」「双白鶴拳」「鉄籠関虎」などがある。
「三義拳・sanyiquan・サンイーチュエン」
山西地方の拳種。清健熙年間に甘粛の李尊紀が造ったと伝えられる。李尊紀が淅江仙居県任正堂に居たとき、捕快(罪人を捕らえ
る役人)二人と武術を学び友情を深め、三結義(義兄弟のちぎりを結ぶ)を成す。以前からあった、各種の拳術と剣術を編成して
「三義拳」が作られたる。徒手が三路、刀術と棍術が各一路、散手一路が有る。
この拳の特徴は拳架が整い勢いが小さい、攻防の技術が謹厳、神気意が合う、変化がめまぐるしい。李の第三代に山西臨奇に居を
移し、三義拳を伝える、今では代七代で、代表的な人物には李永安がいる。
「三皇炮錘・sanhuangquan・サンファンチュエン」
伝統拳種。 北京、河北、山東一帯で流行する。「三皇」とは「天」「地」「人」を指す、別の呼び方には「三才」がある。套路は
七往復有る。拳法には開門、劈山、連環、転角、十字、脳后、瀉肚、冲天、撩陰、扎地、窟心、七星炮以上合わせて「十二炮拳」
と称する。基本功は馬歩站椿が主に行われる、両足を前、横、後へ順に不丁不八にし、両足で立つ、両膝を外に回し、両腿を圏
襠にして、臀部を収める。建国後この拳は全国武術大会での表演種目になった。
「三教門拳・sanjiaomenquan・サンジィアオメンチュエン」
三教門拳=十字蓮花拳の項を見よ。
「土拳・tuquan・トゥチュエン」
少数民族に伝わる拳種の一つである。これは湘西土家族人に伝わる地方の拳種である。歴史は古く、その源流は四千年以上も前に
土家族の武術として生まれた、明代の末期から清代の初めにきわめて発展して独特の風格が生まれる。
土拳の手法は比較的多く、拳名には「手」が多く付く、拳の特徴は密で活動範囲は小さい、常に五音を発し気の助力とする、技法
は短打の接近した攻撃が多い、動作は迅速、拳勢は猛烈である。拳術の套路には基本拳、十二手、小一手、総手大芸などがある。
器械套路には七星双合剣、宮天櫛などある。
「大成拳・dachengquan・ダァチャンチュエン」
別名「意拳」とも呼ばれ、1940年代、王芗斋が新しく創作した拳種である。王芗斋が北京において、形意拳の基礎と太極拳の柔
の力、八卦掌の霊活な身法、少林拳のの立禅など、三種の拳のよい点を取り入れ「大成拳」を作る。この拳の基本の練習法は站桩
功、試力、摩擦歩、発力、試声、推手、実作など七種の方法がある、是を称して「七妙法門」と呼ぶ。大成拳の主な特徴は技撃性
がとても強く、実践の効果が高い。
「大架拳・dajiaquan・ダァジィアチュエン」
大架拳=孫膑拳の項を見よ。
「大悲拳・dajbeiquan・ダァベイチュエン」
少林拳の一種。伝えによれば河南登封少林寺の懸宗和尚が伝えたとされる。動作は伸びやかで鷹揚、下盤の功夫が多い。要求され
ることは外は四角く内が丸い、拳打は八方、四正四隅に行う。全部で159式。その主要な手法は出、領、起、載がある。必要なこ
とは意識を用いて力を用いないこと、動中に静を求める、虚実が分かれる、虚領頂勁、松肩垂肘、松腰収臀、上下左右前後相随、
気沈丹田、呼吸と動作を結合させるなどである。
「山西母子・shanximuzi・シャンシームーツゥ」
西北地方の拳種。伝えに寄れば200余年前から山西に伝えられ甘粛泰安、張家川一帯に伝わるとされる。この拳の套路は短く精悍、
動作は簡単で実質的、快速猛烈で、精神をみなぎらせ、勁力が充満し、単練に長じている、また対練、対打などもある。功法練習
は錘法、靠法、単切、双切などの手法が主要動作である。さらに里踩、外踹、金箭跤などの腿法がある。
「小大鵬拳・xiaodapengquan・シィアオダアパンチュエン」
小大鵬拳=五行鷲拳の項を見よ。
「小伏虎拳・xiaofuhuquan・シャオフーフーチュエン」
南拳拳種の一つ。広西に伝わっている。この拳には南拳に含まれる常用の弓歩、馬歩、跪歩、拐歩、虚歩などの主要な歩型が含ま
れる。手法は拳。掌、爪、鈎、挑などが有る。
「弓力拳・gongligquan・ゴンリーチュエン」
山西地方の拳種、内家拳に属する。山西の趙蓮(1657-1748)が作った。その特徴は身体が弓のように反り、腕が矢のようにのび、
突然発力する。弾力のある勁は巧みに使い巧みに変化し、手、眼、身、法、歩、精、神、気、力、功などが高度に統一される事で、
弾抖力、対称力、螺旋纏絲力と指力を重視する。
主に広まっている地方は山西楡次、祁県、太源、陽泉、大同、河北張家口などの地である。
「馬形・maxing・マーシィン」
形意十二拳の一つ。馬形には手綱を下げるの意、毛を震わす威力、蹄跡の功、山から谷に飛び込む勇。形意拳の拳譜に有る馬形の
歌には「馬には手綱を下げ疾走し、谷を跳び越え風の如く進む。丹田は気を抱き双拳は左右の冲拳が真なり。」
「馬猴螳螂拳・mahoutanglangquan・マーホウタンランチュエン」
六合螳螂拳の別称。
六合螳螂拳の項を見よ。
「子午拳・ziwuquan・ズウーチュエン」
拳種の一つ。この拳の攻防注重んじることは中心線である、歩法は三角歩、蛇形歩を多用する。その風格は閃躱跳躍、埃肩擠靠、
擒拿短打、呑吐沈浮、飛騰縦歩。
「子母少林拳・zimushaolinquan・ヅームゥシャオリンチュエン」
少林拳の一つ。伝えに寄れば三国時代の趙子龍による「串錘門」が後年に伝わり変化して出来た。この拳の全套動作は相互に貫通
し、内容には格闘、擒拿など多種の動作が含まれている。
「子母連拳・zimulianquan・ヅームゥリィアンチュエン」
八門拳に属する。主に広まっていたのは甘粛、蘭州、武威地区である。主要な動作には粘、連、擒、捆、破、纏、滾、脱の八法が
あり、跳躍、閃展、騰挪及び拳、肘、展、腿各方法、動作が緊密、霊活多変に配合される。拳譜歌訣では「一打子母串連子、二進
八法緊相連、三出弯炮五点梅、四動四歩撥千斤、五打五路梅花炮、六進金鈞釣鳌魚、七有手足並肘膝、八打八爻有三挑。」
「子母綿掌・zimumianquan・ヅームゥミィアンジャン」
形意拳種の一つ。形意門蛇形拳を作り直した物である。この拳の招法は左右に分かれる、手法は陰陽で拳と掌が変わり、剛柔、攻
防がならび連綿と繋がる、それ故に「子母綿掌」と呼ばれる。子母綿拳の基本的な功法には静功八桩と動功十二勢がある。
その風格と特徴は 内に剛勁を含み、外には軽く柔い、腕は翼のように、脚は三日月に似る、歩は流星。常用する手型は蛇掌、歩
型は蛇形一文字歩法を用いる。主な套路は子母綿掌大掌、子母綿掌小掌、三才子母棍などがある。
「六大開拳・liudakaiquan・リュウダァカイチュエン」
六大開拳=開門八極拳の項を見よ。
「六字門・liuzimen・リュウツーメン」
六字門=魚門拳の項を見よ。
「六合拳・liuhequan・リュウハァチュエン」
拳種の一つ。満州属の佟忠義とその娘佟佩云に受け継がれ家伝の套路に発展していく。1928年以降佟忠義は上海に住み六合拳を
指導した、その後徐々に南方に広まっていく。六合とは東、南、西、北、上、下の六方向で、前後、左右、上下を同時に配慮する、
手は目と合い、歩は身と合い、智は力と合う事を重んじる。練拳時には龍、虎、鶴、兎、猴の五形と乾、坎、艮、巽、離、坤、兌、
震の八卦の方位をなぞるように行う、動くときには龍が泳ぐ如く、止まるときには虎が伏せるように、鶴のように軽く、素早さは
賢い兎のように、敏捷さは猿の如く、架式は威力があり真っ直ぐに延び、強く勇ましく俊敏である。六合拳の套路は72式有る。
例えば「力士分牛」「鯉魚分水」「仙人指路」「武松打虎」「転身朝佛」「童子拝佛」「大鵬展翅」などがある。入門基礎の拳術
には「十二路潭腿」「迎門炮」「行龍拳」「化功拳」などがある、また「行拳」「六家拳」「八歩行拳」「梅花変」「四路拷打」
「七十二把擒拿」「摔跤」などがある。
器械には「六合刀」「六合剣」「六合槍」「行刀」「砍刀」「春秋大刀」「行者棒」「八仙剣」「三節棍」「孫膑拐」「双戟」
「双鈎」等がある。中華人民共和国成立後、六合拳は全国武術表演大会の項目になる。
「六合通臂拳・liuhetongbiquan・リュウハートンビーチュエン」
通臂拳の一つ。清代末期淅江の人、祁太昌が父親祁信から受け継いだもので「通背猿猴」の基礎の上に新に加えて六合通臂を作る。
通臂拳の項を参照。
「六合螳螂拳・liuhetanglangquan・リュウハータンランチュエン」
螳螂拳種の一つ。別名「馬猴螳螂」とも呼ばれる。動作は勁法は柔らかく「軟螳螂」とも称される。六合螳螂の拳理に有る内三合
(心与意合、意与気合、気与力合)外三合(手与足合、肘与膝合、肩与股合)の要領を取り入れる、勁力は剛、柔、明、暗、滑の
五勁に分かれる。套路には「短錘」「双封」「鉄刺」「蔵花」「仙手奔」「照面灯」「截手圏」および「六合摘要」「九十三手」
等がある。
「六家芸・liujiayi・リュウジアイー」
六家芸=魚門拳の項を参照。
「心意六合拳・xinyiliuhequan・シンイーリュウハーチュエン」
形意拳である。形意拳は三百年以上前から伝えられている、各地域でそれぞれ特徴が有る。習慣的に各地で違う名前で呼ばれてい
る。河北、山西一帯では「形意拳」、河南、陕西、四川などの地区では「心意六合拳」と呼ばれる。実際には同源で異功となる。
心意六合拳は鶏歩と桩歩を基礎とし、龍、虎、猴、馬、鼍(鰐)、鹞(ハイタカ)、燕、蛇、骀、鷹、熊等の十二形単練は除く、
また龍虎頭、上、中、下の四把捶、横開鎖、十形合一、百形把等套路などが有る。拳架は勇猛剛烈、勁力が豊かで十分である。
「開門八極拳・kaimenbajiquan・カイメンパーチーチュエン」
拳種の一つ。別名で「開拳」「開門拳」「八極拳」「岳山八極」などとも呼ばれる。早くには【拳経】の中では「八子拳」或いは
「钯子拳棍」と呼ばれていた。伝えによると清代康煕年間に、河南焦作の岳山道人が呉鐘に伝えた、清代末明代の初めに「開門八
極拳」山東慶雲県から河北滄県、京津一帯に伝わっていき、つづいて全国に広まっていく。いわゆる「八極」とは八方のきわめて
遠いところで、出典は【淮南子】「八紘の外に八極がある(大地の果ての果て)」【后漢書】「恢紘大道、八極を覆う」。
また「開門」とは功法を用いて相手の防御を崩し戸を開けるの意味である。開門八極の主要な内容は六大開「頂、抱、担、提、跨、
纏」がある。八大招「迎門三不過、眼望三箭手」「漫拉架子、快打拳、急打招」、48個大架子、64種手法など。練拳時には八
極架子等基礎を行う、分行趟、坐趟、短打、行劈肘などある。動作は簡潔で素朴、発勁は素早く有力、套路は短く精悍。勁道は崩、
撼、突、撃、換、戳、挤、靠に求める。歩法は震脚、闯歩を主に用いる。套路は勢いが険しく短い、声で拳勢を助ける、気勢激し
く敵に迫る。
「開門拳・kaimenquan・カイメンチュエン」
開門拳=開門八極拳の項を見よ。
「開拳・kaiquan・カイチュエン」
開拳=開門八極拳の項を見よ。
「天罡気拳・tiangangqiquan・ティアンガンチィーチュエン」
武当拳の一種。伝えによると武当の玄武大帝には二人の大将がいて一人は「天罡」、もう一人は「太乙」でこれが拳名の由来であ
る。天罡気拳を学ぶ方法は単勢から学び始め、位置勢を熟練し、更にその後に一勢を学ぶ。固定した套路や拳の形は無い。拳を学
び功成り得た後には各勢はお互い連貫し、不断に継続する。
「天罡手三十六・tiangangshousanshiliu・ティアンガンショウサンシーリィウ」
四川南拳の一つ。
天罡手三十六=四川南拳の項を見よ。
「云龍九現八陣図・yunlongjiuxianbazhentu・ユンロンヂュウシィアンバーヂィエントゥ」
山西地方の拳種、内家拳類に属する。太極、形意、八卦などを合わせて一体としたもので、全部で81勢あり、前と後の二節に分
かれ、意を以て気を運ぶ。本拳の源流は不明である、山西の拳師史雄霸が伝えたとされる、伝わった地域は広くない。
「韋陀六合拳・weituoliuhequan・ウエイトウオリィウハオチュエン」
少林韋陀門に属する。言い伝えによると宋の将軍呼延賛が伝えたとされる。清嘉慶年間に呼延福田、呼延禄田の二兄弟が河南林県
で趙乃保に伝える、現在は山西左権和順、楡社一帯に伝わっている。六合とは、内三合(精、気、神)、外三合(手、眼、身)の
事を指す。重んじる点は騰、閃、刺、扎、虚、実、巧打である、特に重要なことは推手、演手、纏手、搏撃である。「春は耳を打
たず、夏は心を打たず、秋は脇を打たず、冬は陰を打たず」の説が有る。特徴は剛柔兼ね備え、手と脚を互いに用い、意は丹田に
有り、動作は自然である。
「五行通臂拳・wuxingtongbiquan・ウーシントンビーチュエン」
通臂拳の一種。淅江人祁信が伝えたとされる、祁家老派に属する。別名心跡派とも呼ばれる。最初は站桩功、その後単勢を学ぶ。
定歩から行歩に至る、段階的に練習する。総称は通臂散手、単勢は200余り、分は36式有る、要求は動と静、虚と実、剛柔、緩急
をはっきりとする。練習時には先に柔、後に剛、その後に剛を柔に変え、外練で体を鍛え、内練で気を調整する。
「五行鷲拳・wuxingjiuquan・ウーシンジィウチュエン」
小身子の拳種。または小大鵬拳とも呼ばれる。清嘉慶年間山東蓬莱唖道人が拦州に来て王克聡に伝える。この拳の重んじることは
巧勁、不用座力、多縦前跳躍、閃展騰挪、猴進狗退、飛擒刁打などである。拳譜の中には「大如金剛小如猴」と書かれている、鷲
拳の特徴がある。歩法には釘、弓、扭、歪、不丁不八がある。手法には展如胡蝶、一二指禅功等有る。腿法には尖子功、点啄分奔
等有る。主要な動作には蜜蜂乱采花、喜鵲登枝、喜鵲登梅、孫膑拄拐、叶底盗桃、弥勒佛倒坐山門、開門跺子等がある。
「五花炮・wuhuapao・ウーハーパオ」
形意拳種。この拳は護花手法を多用し、五種類の基本式が変化して多種類の招術になる。伸びやかで快速、発力が充実して居るこ
とが特徴である。
「五枚花拳・wumeihuaquan・ウーメイハーチュエン」
峨嵋拳種。伝えによれば峨嵋山の僧侶が伝えたとされる。現在台湾などの地に伝わっている。この拳は七路「七星拳」から始め、
その後「梅花形之桩上」套路を学ぶ、全部で65路の套路がある。腿法が42種類有る。手法は掌爪をよく使う、慣用的に両脚で
蹴る事がある。拳法は「有形無形、無中生有」と称される。
「五祖拳・wuzuquan・ウーズーチュエン」
福建南拳種。別名「五祖鶴陽拳」と呼ばれる。厦門、泉州、漳州、普江、龍渓などに伝わっている。伝えによれば咸豊年間福建普
江人蔡亦明が作ったとされる。蔡が幼いとき、最初に河南鶴陽拳師から学ぶ、師の没後、蔡は鶴陽拳師の棺を河南に送り帰す、そ
の後の十年は師を求め、武芸に磨きをかけ、ついには白鶴、羅漢、猴、達磨、太祖の五種の拳派の基本の内容にたどり着き、五祖
拳を作り上げてた。五祖拳は身を揺する、腰と肩を左右に動かし腕を振り動かす、両手両腕を素早く振るい動かすことを重んじて、
弾勁を発する。五祖拳の主要なものには三戦、二十拳、挑闸、打四門、清風拳、連城拳、頭扎、二扎、三扎、中管拳、千字打など
の拳術套路がある、器械套路には開山斧、青龍大刀、双拐、水火棍、斉眉棍、钯、板凳、鋤等がある。単練または対打対練が出来
る。その他にも拧筷子、抓坛子、拧棒、扔砂袋、打肚、撃胸、排肋などの功力練習もある。
「五祖鶴陽拳・wuzuheyangquan・ウーズーフーヤンチュエン」
五祖鶴陽拳=五祖拳の項を見よ
「五勢梅花桩・wushimeihuazhuang・ウーシィーメイファチュアン」
梅花拳種。「架子」「成拳」「拧拳」の三部から成り立っている。「架子」は基本功で桩歩、行歩がある。桩歩は動かず、大、順、
拗、小、敗の五勢が主である。行歩は動く、揺、撒、扎、の三法が根本である。「成拳」は「架子」を一歩高めたものであり、四
門八方を制して、両人または多人数での対練がある。「拧拳」の対練には无定手、絶手乱拳、連環脚得意手、借勁而撥、随意而勁、
見空按豆、拳无空手、歩无虚行がある。架子、成拳は全て拧拳の為の練習であり、他には桩上歩点、方位、行歩严格などがある。
俗称で「落地梅花」と呼ばれる。
「太乙門拳・taiyimenquan・タイイーメンチュエン」
武当拳種の一つ。この拳は湖北武当山を源流とする説があり、武当の玄武大帝の武将「天罡」「太乙」の二人の大将が伝えたとさ
れる。一説には山東から伝わったとされる。この拳では「動くときには雷の閃光のように」「静かな時には厳寒に冬眠するように」
「形は鯉が龍門に跳ねるように」。太乙拳、太乙対拳、対乙散拳、四路金剛拳、八紀拳、太乙刀、太乙剣などの套路がある。
「太行意拳・taixingyiquan・タイシンイチュエン」
太行山一帯で伝わっている民間の拳種である。元出は山西潞州澤溝村において随唐時代に師広林が作った。初めは「太陽功」「悟
真大道」と呼ばれていた。宋代、師徒の時に「混元功」と名前が改まる。元代の師宇清により「意拳」と改名される。清代中期に
「太行意拳」と正式に改名される。太行意拳の特徴は自然で無造作、伸びやかで活発、套路が無い、ただ站桩功功がある、静止が
多く動きが少ない、気沈丹田を行わない、内在を重んじる、養身が有る。太行意拳は山西で起こり、山東、河北、河南、に伝わり
現在では抗洲。沸山、南海及び香港やカナダに広まっている。
「太极元功・taijiyuangong・タイジィユゥアンコン」
内家拳種の一つ。八極、形意、太極、八卦の四種の拳術のエッセンスを一体化した物である。伝えによると清代晩期張と言う宮廷
庫官が独自に作ったとされる。主に伝わっているのは河北省任邱県。第二代伝人は”快手李”と呼ばれた「李思荣」。第三代伝人
は”漁鷹張”こと「張克寛」。第四代伝人は「常煥章」。この拳の主要な特徴は剛にして強ばらない、柔にして不断、快にして乱
れず、慢にして滞らず。歩法は虎歩を主にもちいる、四門転走、歩法中に求められるのは変化して進んで攻撃する。その練習に置
いては外、活に置いては内、この一套は技撃、健身的な内家拳術である。現在この拳種は二つに分かれている、一つは北京の韓荫
甫、重視することは単操と散打。別の一つは吉林市の常煥章で、元の套路と基礎を重んじ、その上に新に発展させた太極元功の拦、
将、济、按、擒、領、肘、靠、纏、砸、拓、抖、化、環、転、走の16法がある。
「太极五星捶・taijiwuxingchui・タイジィウーシンチュイ」
太極拳種の一つ。伝えによると李瑞東と王蘭亭の二人が作る、五捶から成り立ち、全部で88式、春、夏、秋、冬の4路に分かれ
る。招数が多く、難度が高く、架式は低い。五捶には指襠捶、肘底捶、撇身捶、反肘撇身捶、双撞捶がある。その要求は太極拳と
同様である、腰を軸にして、心静自然、動作は軽く柔らかく、安定伸びやか、協調して整う、上下合い揃う、円滑自然、連貫均一、
綿綿不断、一気呵成等の要求がある。その中には形意、八卦手法など含まれる。伝わっているのは北京、天津、華北一帯である。
「太極拳・taijiquan・タイジィチュエン」
武術拳種の一つ。数百年来。太極拳は民間で広く伝わる、ただし太極拳の起源は多くの説が有り一つではない。一つの説は唐代に
許宣平が伝える。また一説に寄れば武当山の道志張三豊が作ったとされる、【大和山志】に寄れば、張三豊が武当山において「太
極陰陽の奥深く磨き、亀と鶴の動きを静観し、長寿の源を探求し・・・」云々。ただし、武術史家の唐豪などの考察では上記の両
説とも否定的な意見が多い。現在では、太極拳は明代末から清代初めの河南温県陳家講の陳王廷(陳式太極拳老架式の創始者)が
作ったと言う説が有力である。陳氏は、民族の英雄「戚継光」の「三十二勢長拳」を取り入れ、その他も各家の名拳の精華や古代
の導引吐納の技術を結合し太極拳を作り出したとされる。これ以前にも人々は「長拳(動作が長江のように水が滔々と流れる様な
動作からの名前)」或いは「綿拳(綿々不断な動作から)」を知っていた。清代乾隆年間に到ると、山西の民間武術家、王宗岳が
【周易】を根拠として、太極陰陽の哲理から拳理を詳しくのべるた【太極拳論】を書き上げる。これから「太極拳」の名称は武術
界で普遍的に使われるようになる。太極拳の発展過程の中で陳式、楊式、呉式、武式、孫式の五代流派が徐々に形作られていった。
各派それぞれ特色と風格が違うが、基礎となる技術構成規範は大同小異である。要求は心静意転、呼吸自然、柔和緩慢、圓活完整、
協調連貫、軽霊沈着、虚実分明などである。拳以外では対抗性の推手と粘槍、刀、剣、大杆などの器械がある。中華人民共和国建
国以来、国家体育委員会が身体の鍛練、体質増強に有効な手段として、広範な大衆、特に中老年の比較的体質の弱い人たちも愛好
できると押し進めた、また太極拳関係者や専門家を特別に招へいし、多くの良い方法を集めて【簡化太極拳】【四十八式太極拳】
【八十八式太極拳】などを作る。愛好者はこれらを段階的に学習していく。
「太極螳螂拳・taijitanglangquan・タイジィタンランチュエン」
梅花螳螂拳の別称。
太極螳螂拳=梅花螳螂拳の項を見よ。
「太空拳・taikongquan・タイコンチュエン」
武術拳種。太空(宇宙)の動きから付けられた名前である。 元は1960年に湖南省武術教練劉杞榮が、太極原理を元に、通臂、劈
挂の神髄、摔跤の動作を加え新に拳種を作り出した。現在湖南長沙、湘潭、株州、沅江、邵陽などの地域で広まっている。全部で
拳術套路は六路、太空子午棍一路がある。その特徴は勁路がま纏わりつくように、静動四方、肌皮膚骨節を張り出し開く、身体を
回転させ螺旋運動をする、高低に起伏が有り、攻守をくり返す、速度は均一、四面八方に大きく開き大きく合わせる、剛柔相済し、
手指に勁が貫く、それら歩自然に合わせる。
「太祖拳・taizuquan・タイズーチュエン」
長拳拳種の一つ。別名「太祖長拳」とも呼ばれる。伝えに寄れば宋の太祖「趙匡胤」が作ったとされる。明・戚継光【紀效新書】
の「宋の太祖長拳三十二勢」と有るのは太祖長拳のことである。手型、歩型などははみんな長拳類と同じで、唯一特徴的なことは
八字歩が比較的多く用いられる。拳の型では拳心を上に向ける、俗称「老親翻拳」と呼ばれる。際だっているのは「剛、猛、緊、
穏、小」の五字で表す。套路には太祖長拳、紅拳、洪拳、神拳などがある。器械套路には太祖棍、九龍棍などがある。
「太和六路拳・taiheliuluquan・タイハーリィウルーチュエン」
武当家南派拳種である。全部で6個の套路が有る。進歩捶、倒陳式、左斜法、倒陳架、冲天炮、臥地龍の6個である。主要な動作
には百鳥朝鳳、左右楊鞭、仙人照掌、快蟒翻身、三環套月、鉄拐蹬炉、鴛鴦双飛、倫梁換柱などがある。
「少林十八羅漢手・shaolinshibaluohanshou・シャオリンシィバァルオハンシュオウ」
少林拳の一種。言い伝えによると達磨が作ったとされる。ぜんぶで18種類の手法、朝天直拳2手、排山運掌4手、黒虎伸腰4手、
鷹翼舒展1手、揖時鈎胸1手、引く挽弓開隔1手、緊豹露爪1手、腿力跌蕩4式、これらの全てで十八羅漢手と称される。
「少林十三抓・shaolinshisanzhua・シャオリンシィーサンズア」
少林拳の一種。伝えによると元朝時山西太源白玉峰で作られる。「少林十三抓」には龍行、蛇弯、鳳展、猴霊、虎座、豹頭、馬蹄、
鶴嘴、鷹抓、牛抵、兎軽、燕抄、鶏蹬など13種類の動作が有る、併せて重んじる事は「爪」での抓、拿、撩などである。この拳
で重要なことは歩は素早く、風のように動き、脚は雷のように、肩は下げ首を伸ばす、心を平らにして気を下げることである。こ
の拳には「力不打拳、拳不打功、攻不打法、法不打芸」と「死、活、合、」の練功法がある。技撃法は独特で「抓」法を瞬間的に
「速、頂、扣」の3つに変化する。套路には「単趟」「四門」「対拆」などがある。
「少林十字戦拳・shaolinshizizhanquan・シャオリンシィーズーヂェンチュエン」
少林拳種の一つ。
少林十字戦拳=少林五戦拳の項を見よ。
「少林八歩連環・shaolinbabulianhuan・シャオリンパーブーリィエンファン」
少林拳の一種。套路の構成は簡単ではあるが套路中には、往復2段8種類の歩法、7種類の拳法、3種類の掌法、4種類の腿法、
2種類の拿法、1種類の靠法、および1個の守勢、1個の誘勢、2個の重勢で全部で22個もの動作がある。技撃、攻防の変化は
大きい。
「少林心意門・shaolinxinyimen・シャオリンシンイーメン」
少林拳の一種。伝えに寄れば福建泉州少林寺が源流とされる。少林心意門は鼠、牛、虎、兎、龍、蛇、馬、羊、猴、鶏、狗、猪の
十二の動物の象形を主体に、子、丑、寅、未、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥の十二支をあわせる。踢、打、摔、拿を重視して
訓練する。入門基本功には站桩功、抖鞭子、甩沙包、拉滑車、打沙袋、踢木桩、排打、挙石担、甩石鎖などがある。基礎に徒手単
練を行わなければ成らない。その後対練、散打、擒拿、摔跤、また器械でも単練、対練を経て、実戦練習を行う。器械には纏絲槍、
三才剣、盤龍棍、板橙拳などの器械套路がある。
「少林五形八法拳・shaolinwuxinbafaquan・シャオリンウーシンバァファチュエン」
少林拳の一種。拳弾一体、内外合一、神形兼備が特徴である。内容は龍、虎、豹、鶴、蛇の五種類の拳の形が有る、また内功、意
念、外功、拳、腿、擒摔、身法、発声を用い八種類の功法の鍛練を含む。この拳は構成が謹厳、剛柔相間、簡煉朴実である。
「少林五虎拳・shaolinwuhuquan・シャオリンウーフーチュエン」
少林拳の一種。主に伝わっているのは河南、河北、黒竜江などの地域である。1928年、軍閥の石友三は少林寺を焼き討ちする、
少林寺の僧释行春は師の释徳深に従い下山して避難した。1939年释行春(俗名尚宝春)は東北を行脚して、少林五虎拳を伝えた。
この拳の特徴は摩経、拧筋、骨転、螺旋走化、以気領先、以気行力、一気貫通、内外合一、剛柔相済、内径為主、抖将発力などで
ある。
「少林五戦拳・shaolinwuzhanquan・シャオリンウージィアンチュエン」
少林拳の一種。五戦拳とはすなわち脱戦拳、大戦拳、十字戦拳、短戦拳、合戦拳である。学びやすく実用的である。
「少林五拳・shaolinwuquan・シャオリンウーチュエン」
少林拳の一種。龍、虎、豹、蛇、鶴の形から五路の拳術を創作する。龍拳は練神、虎拳は練骨、豹拳は練力、蛇拳は練気、鶴拳は
練精。
「少林合戦拳・shaolinhezhanquan・シャオリンハージィアンチュエン」
少林五戦拳の中の対練套路。全部で6路、それは踢、打、摔、擒拿が主である。もっとも重要な物は擒拿技法である。「少林五戦
拳」を参照。
「少林柔拳・shaolinrouquan・シャオリンロウチュエン」
少林拳の一つ。拳式は荘厳で伸びやか、変化が多く、意で形を導く、心静かに、意念が先に、後で動作が続く、拳を行うときは深
みが有り、むらなく均一、緩めて静か、柔でもって剛を制する、剛柔あわせて持つ。
「少林昭陽拳・shaolinzhaoyangquan・シャオリンザオヤンチュエン」
少林拳の一つ。全部で4路ある。古い伝えによると昭陽拳の歌訣では「朝陽出世探馬拳、偸脚掂歩下単鞭」とある。
「少林拳・shaolinquan・シャオリンチュエン」
武術の拳種。始まりは嵩山少林寺でその名前が付いた。代々伝わる少林拳は中国禅宗の創始者、菩提達磨が造ったと言う説がある、
しかしこの説は正しくはない、ただし少林寺の僧の多くが武術の研鑽練習をし、拳法を習う歴史的事実ははっきりとしている。早
くは南北朝と隋唐の時代に、大勢の少林寺の僧が古代の健身術の基礎を研究し、その上に色々な武術の長所を広範囲に吸収し、総
括し特色のある拳術を生み出した。宋代以降、少林武術は前後して太祖長拳、韓通の通背、馬籍の短打など十八家の拳法優れたと
ころを集め、拳譜を作成し後世まで伝えた。元代と明代の両時代に到ると、少林拳は長期の研練の結果、次第に発展してゆき、拳
法、器械などの体系が完整してゆき、深みがあり巧みな武術流派になる。少林拳は単練と対練の二つに分かれる、単練は少林五拳
(龍、虎、豹、蛇、鶴)、大小洪拳、羅漢拳、老洪拳、炮拳、長拳、梅花拳、朝陽拳、通背拳、長護心意門、七星拳、関東拳、青
龍出海拳、護身流星拳などの套路がある、対練には六合拳が有る。器械には十八般兵器があるが、その中で棍術が一番有名である。
少林拳の套路は名称が多くある、先に挙げたものを除き、少林十二式、少林七十二式、少林虎戦拳、少林十字戦、少林脱戦拳、少
林石頭拳などなど。明代末、清代初め幾人かの武術家が福建、広東の南少林寺に武術を伝え、反清復明を宣伝する、この時から少
林拳は南派と北派に分かれる。河南嵩山少林寺の一派を北派、福建、広東少林寺一派を南派とする。北派は剛に重きを置く、南派
は柔に重きを置く。南派少林拳の主要な門派には洪家拳、劉家拳、蔡家拳、莫家拳、咏春拳、白鶴拳、南派螳螂拳、佛家拳、潭家
三展拳などがある。
「少林脱戦拳・shaolintuozhanquan・シャオリントゥオザンチュエン」
少林拳の一種。
少林脱戦拳=少林五戦拳の項を見よ。
「水滸門拳・shuihumenquan・スイフーメンチュエン」
武術拳種。言い伝えによると水泊梁山から出てきた拳で、北方に伝わる。この拳が重んじるのは「手提げ両扇門、全憑腿打人」で
手法が腿法の攻撃を援護する。その特徴は拳架が快速、敏捷で、転折の変化が多く腿法は特に多い。腿法は手と腿を配合して上中
下の3つを連ねて防御と攻撃を行う。常に身を伏せ機会をうかがい、負けの中で勝ちを取りに行く。この拳には18の趟(高い趟
は9、低い趟は9)が有る。108手、72行腿、九滾、三来子、三金盆、三麻花が有る。
「水滸拳・shuihuquan・スイフーチュエン」
武術拳種。別名「九滾十八跌」「八来三偷十三歇」。整套は全部で3段で出来ている。特徴は脚の指先で着地する、全身でぶら下
がる、爆発勁が多い、腿撃を多く用いる。整套は一つの「敗」の字で貫かれている、「敗中取勝」。敗は柔、柔の中に剛が隠され
ている。身法は隙が無く整っている、心意が一つにまとまっている、力は腰から発する、脚の上に集まっている。脚が出るときは
猛虎が山を下るときのように脚が戻るときには雷が鳴り響く陽に、転がるときはハリネズミが身を翻すように、落ちるときはトン
ボが枝に停まるように、前後に転げ、上下に翻り、左右に折れ曲がる、などがあり、理解するには難しい言葉である。
「長寿拳・changshouquan・チャンショウチュエン」
太極拳種の一つ。別名「九官太極拳」と呼ばれる。動中に静を含む、意念を統一する事が要求される。動作時には心静、精神を集
中、息を整える事を強調する。内外、動静を結合させる事に重きを置く。
「長林登州炮捶・changlindengzhoupaochui・チャンリンダンゾウパオチュイ」
八門拳に属する。甘粛蘭州地区に伝わる。この拳は「撕炮錘」の基礎の上に変化発展させたものである。動作は伸びやかで、剛勁
有力で、招法は上、中、下の三盤に分かれる。攻撃と守りは変化が多い。五龍が眼を開き、猿猴が桃を盗むが上部の手法、袖の内
は紅、枝を穿つのは中盤の手法、撩陰掌などは下盤り手法である。主要な練功には腿法、捶法、身法、展法などがある。
「長拳・changquan・チャンチュエン」
1.中華武術の中の伝統拳種の一つ。伝わるところでは宋の太祖趙匡胤が伝えたとされる、それ故に別名「太祖拳」とも呼ばれる。
明代の戚継光【紀效新書・拳経捷要】によると「宋の太祖には三十二式長拳が有る。」太祖拳は全部で8段、套路は長く、拳
の長く練習する套路と器械の単練と対練が有る。
2.中華拳術を大きく分けた場合の呼び方、「長拳」と「短拳」とに分ける。通常、査拳、花拳、炮拳、紅拳などが長拳類に入る。
明代の戚継光、程宗猷などが「長拳・短拳」大系の概念を提起する。長拳は手や脚を長く放つように遠くに打ち出す。姿勢は
伸びやかで、動作が活発、スピードと力があり、リズムがハッキリしている、「一寸長、一寸強」の優位さを充分発揮させる。
長拳類の套路はメリハリがあり、力点が明確、出る手は含みがあり、剛柔合わせ持つ。套路中の動作数と段数は比較的短い拳
が多く、転げ回り飛び跳ねる、転換し交錯し、定式姿勢が多い。
3.中華人棍共和国成立後、武術界は査拳、花拳、炮拳、紅拳などの長拳類の手型、手法、歩型、歩法、眼法、平衡、跳躍などの
基本動作を選び出し、それを規格化して編集し、新に現代長拳を作り出した。現代長拳の動作は伸びやかで、関節の動作の活
動範囲が大きく、筋肉と靱帯の柔軟性と弾性に対する要求が高い。長く長拳を練習する事により、人体の素質を増強するため、
青少年が練習するのにふさわしい。そのため、現代長拳は中華武術の中で素早く発展し、大衆の基盤に広範囲に広まった拳種
の一つである。全国の武術大会の表演と大会種目の項目の一つである。
「化門・huomen・ファーメン」
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峨嵋武術八大門の一つ。またの名前を「蚕閉門」と呼ぶ。化門は小さく巧みで柔軟な動作が主で、手首を多用し”敵の動きを封じ、
力を出させないようにする”其の牽引する手法は敵の攻撃をかわす方法である。その風格は大きくなく、大開大合は無い、その手
法は多変、花の如くであるが、花拳ではない、故に化門と呼ぶ。特徴は掌を頬から離さず、肘を懐から離さない。発拳時は何時も
頭を抱え、手足を軽快に行う。主要な手法には巴、探、挂、拿など有る。典型的な拳種には三十六閉手、俗称「天罡星三十六」、
または「四川南拳」とも呼ばれる。器械には双锏、白虎棍、白鶴単刀などがある。
「丹功門拳・dangongmenquan・タンゴンメンチュエン」
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湖北地方の拳種。別名「単宮門」「功力門」とも呼ばれる。伝えによると清代厳寿に源がある、身体の不自由でも、長所を広め短
所を避けるため作り出された武術である。元々は72式、その後36手増えて、全部で108式になる。套路には答字手、勇戦、
大刀手、拗手、伏虎手、太極圏手、冲天炮、連環手、紅黒刹手、総手などある。
「風魔拳・fengmoquan・ファンモーチュアン」
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武術拳種。太極拳と形意八拳をよりどころとして造られた、拳の歴史は六十年あまり、江蘇一帯に伝わる。套路は太極拳が主で形
意拳、八卦掌が副として套路がある。その中には矮若遊龍の身法、手法、泰山のように安定した歩型、歩法で、表演を行うと陶酔
させられる。
索引
一般用語
拳種
器械
套路
技法
器械技法
功法
諺訣
年表
武術流派表
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