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「器械」 武術全般で使われる器械(武器)   

刀頭 刀尖 刀身 刀背 刀脊
刀柄 刀室 刀鋒 刀袍 刀衣 飄彩
刀彩 刀鞘 護手盤 刀環 刀把 上把
中把 下把 刀穂 刀須 把尖 短刀
九環刀 大砍刀 大横刀 千牛刀 馬刀 子母刀
云頭刀 手刀 単刀 書刀 双手単刀 片刀
儀刀 御刀 白楊刀 撲刀 連還刀 護手狼牙刀
戒刀 拍髀 直背刀 服刀 佩刀 柳葉刀
鬼頭刀 鈎刀 破風刀 麻扎刀 雁翎刀
金背大環刀 腰刀 腰刀藤牌 二刀 二人奪 胡蝶刀
鴛鴦刀 長刀 大刀 大櫓 三尖両刃刀 双手刀
双手長刀 双手帯刀 関刀 冷艶鋸 青龍偃月刀 青龍刀
偃月刀 掩月刀 陌刀 春秋大刀 鈎鎌刀 眉尖刀
破陣刀 筆刀 棹刀 戟刀 乾坤日月刀 象鼻刀
象鼻大刀 歓耳刀 大理刀 云南刀 西番刀 壮族尖刀
阿昌刀 苗刀 苗族尖刀 環刀 峒刀 倭刀
锬刀 傣族刀 景頗尖刀 傈傈族弯尖刀 黎刀 藏刀
彝族短体挿刀 宝刀 七聖刀 大夏龍雀 文刀 巨刀
五色 中山 永安 龍泉太阿 龍鱗 玉環刀
白鹿 幼平 司馬 興国 百煉 百勝刀
百辟刀 回回刀 安国 安陵 阮師刀 赤刀
赤治刀 呉刀 含章 霊宝 張飛刀 定業
定国 宝钿刀 鄭刀 青犊 斬馬刀 昆吾刀
孟労 神刀 神術 項羽刀 泰山宝環刀 威勝
建義 建平 素質 桂渓刀 宿鉄刀 鸾刀
銅口刀 銀装刀 脱光 善勝 葛党刀 朝元
朝儀刀 新亭侯 蜀刀 騰馬 漏景 警恶刀
露拍 麟嘉 匕首 小剣 叉子 短剣
挿子 攮子 羊角匕首 百辟匕首 清剛 揚文
両刃匕首 徐氏匕首 梅花匕 槍頭 槍杆
槍纓 槍(金尊) 一丈威 肩二 十字鎌槍 九曲槍
三眼槍 三尾短標槍 三尾掷槍 大槍 大寧筆槍 飛梭槍
火焔槍 无刃槍 双頭蛇 双鈎槍 双鈎鎌槍 巴尓恰
龍刀槍 花槍 抓槍 麦穂槍 単鈎槍 環子槍
拐槍 拐刃槍 拐突槍

「刀・dao・タオ」

現在に伝わる代表的な「刀」は「柳葉刀」と呼ばれ、刀刃が柳の葉の様に細く反り、長さ
は全長は80〜100cm。 手で持つ部分の「刀柄」は下に向けてやや湾曲し、刀で刺す動作
「扎・zha」の時に握りやすくなっている。
日本刀の鍔にあたるところは「刀盤」で円形の金属製のもの、 または鈎型のものもある。
刀の一番後の部分は「刀首」と呼ばれ布で出来た「刀彩」が付くことがある。
刀刃の上部は「刀背」で刃は付いていない、 尖端の部分は「刀尖」、 刀刃に付いた溝は
「血槽」とよばれる。


言い伝えでは黄帝(三皇五帝のうちの五帝の一人、伝説上の帝)が初めて刀を作ったと言
われている。
歴史の上で刀が現れるのは、旧石器時代「石刀(石の刀)」 (図001・BC23-BC19)で、
同時に「陶刀(陶器の刀)」「蚌刀(カラス貝などの刀)」「骨刀(動物の骨の刀)」
「角刀(動物の角の刀)」などがある。
この時代に主に刀が使われた目的は、野獣と戦い捕らえる、近隣の部族との争いなどに用
いられた。それゆえ刀は原始社会の労働工具、また護身防衛、闘争用の武器と言える。


殷商時代には「石刀・骨刀」に似せて作った「青銅製の刀」(図002・BC13-BC11)が
現れる、刀と剣を比較すると「青銅の剣」の出現の方が早い。

それまで単純だった刀の形も、西周また春秋戦国時代にはデザインの種類が多様なる、そ
れまで直線的だった刀背が反り、断面が丁字の形にな軽く強度が増す、またそれまで、は
っきり分かれていなかった刀刃と刀柄がはっきりと分かれる、刀柄が分厚くなる、刀柄や
刀首に動物の模様が多くなり、刃の近くに丸い穴が開く。
この時代には、銅と錫を混ぜて精錬する技術が進歩し、優れた「青銅の刀」が出来るよう
になった、ただ刀より剣を使う頻度が多く、この時代には刀はあまり広まらない。


漢代には、騎馬戦が発達し刀は次第に剣に取って変わり、当時の主要兵器になる。当時比
較的広まっていた刀は「環首刀」「環柄刀」で鉄製の刀である、短い柄、長い刀刃、刀背
と刃ともに真っ直ぐで、刀柄と刀身の幅には差が無く、護手は無い、刀柄の後には平らな
環状の物が付く、長さは1メートル以上の物が作られていた。
漢代では刀を作る技術は大変優れており 30煉、50煉そして100煉と相次いで作られるよ
うになった。
100煉とは刀を作る時、何度も鋼を折り畳み、鎚で打ち鍛えあげることによって不純物を
取り除き純度の高い鋼を作り出す技術です。
(図003 実際の刀ではなく、刀銭と呼ばれる貨幣です 475-BC233)


隋唐の時代、とりわけ唐代には、すでに刀が戦闘の主要兵器になっていて、ほとんどの人
が刀を持っていたと言われている。
当時を記した本である【唐録典・武庫令】では「刀は有り剣は無い」とまで記されている。
刀には「儀刀」「鄣刀」「横刀」「陌刀」等の種類が有る。
「儀刀」は「禁衛軍・宮中を警護する兵士」が使っていた刀で、晋代には「御刀」と呼ば
れ、后魏では「長刀」、そして隋代の初めに「儀刀」と命名された。

「鄣刀」は身を守る刀でこの刀は一般官吏(役人)が帯びていた刀である。
「横刀」は隋代には「佩刀」と呼ばれ兵士が腰に刀を下げていた。「陌刀」は長い柄が付
いたいわゆる長器械の刀である、主に歩兵が使用していた。


宋元時代、刀の尖端(刀尖)の形状が後斜めに鋭く、護手(刀盤など)が付いた、鉄の刀
刃で刀柄の長い「長器械の刀」の種類が多くなってくる、それにつれて刀柄の短い「短器
械の刀」の種類と数量が少なくなってくる。
1044年に書かれた【武経総要】には「手刀」「掉刀」「屈刀」「庵月刀」「戟刀」「眉
尖刀」「鳳嘴刀」「筆刀」など八種類の長器械の刀、「儀手刀」の一種類のみが短器械の
刀が記されている。


明清代以降、刀は一般的には長器械の刀と短器械の刀の二種類に分かれる、そのなかで日
本倭刀を元にして変化した刃の長く、刀柄が短く、両手で持つ刀が現れる。


現代中国に伝わる刀の種類は数多くあり、一般的によく見られる刀には「大刀」「柳葉刀」
「九環刀」「雲頭刀」「雁翅刀」「子母刀」「麟角刀」「戟刀」「砍刀」「苗刀」「朴刀」
「日月刀」「鬼頭刀」「八卦刀」「九鈎刀」「太極刀」「戒刀」「侠家単剣刀」「胡蝶刀」
「南刀」「環刀」などが有る。

中国の「刀法」を紹介した古代の専門書には明代・程冲斗【耕余剰技・単刀法選】、明代・
戚継光【辛酉刀法】等がある。

伝統的な刀法の中には
大刀の主要動作は 劈・抹・撩・斬・刺・圧・挂・格・挑
単刀の主要動作は 劈・砍・撩・扎・挂・斬・刺・掃・架・截・欄・拦・抹・腕花・背花
などが有る。

刀術の套路には 単刀・双刀・大刀・朴刀・双手帯・等がある。

対練の套路には「空手奪刀」「単刀花槍」「花槍大刀」「朴刀進槍」「双刀進双槍」「対
劈刀」「単刀盾進槍」などがある。

「刀頭・daotou・タオトウ」
刀の部位の名前。刀の先端部分の名前である、別名は「刀尖」とも呼ばれる。


(図004=柳葉刀の刀頭)

「刀尖・daojian・タオジアン」
刀尖=刀頭の項を見よ。

「刀身・daoshen・タオシェン」
刀の部位の名前。刀頭、刀背、刀刃を含んだ箇所。

(図005=柳葉刀の刀身)

「刀背・daobei・タオベイ」
刀の部位の名前。刀刃と逆の部分である、「刀脊」とも呼ぶ、【南史・梁邵陵王論伝】盗人は刀背で太ももを殴った。

(図006=柳葉刀の刀背)

「刀脊・daoji・タオジー」
刀脊=刀背の項を見よ。

「刀柄・daobing・タオビン」
刀の部位の名前。手で持ち握る部分である。大刀などの場合は「刀把」と呼ばれる。


(図007=柳葉刀の刀柄)

「刀室・daoshi・タオシー」
刀室=刀鞘の項を見よ。

「刀鋒・daofeng・タオファン」
刀の部位の名前。刀身の刃を指す、刀刃とも呼ばれる。

(図008=柳葉刀の刀鋒)

「刀袍・daopao・タオパオ」
刀袍=刀彩の項を見よ。

「刀衣・daoyi・タオイー」
刀衣=刀彩の項を見よ。

「飄彩・piaocai・ピアオツァイ」
飄彩=刀彩の項を見よ。

「刀彩・daocai・タオツァイ」
刀把に付けられた装飾品。カラフルな色のシルクの布である。
刀袍、刀衣、飄彩などとも呼ばれる。

(図009=柳葉刀に付けた刀彩)

「刀鞘・daopiao・タオピアオ」
刀を収納するための器。別名刀室、とも呼ばれる。
刀の鞘の形は様々で中に入れる刀の形に合わせてある、素材は木製、竹製、動物の皮、
金属製などがある。刀鞘の外側は色々な模様が施されている場合もある。刀鞘の上部に
は穴が有り、紐などを通して帯にむすび腰につり下げる。

(図010=柳葉刀の刀鞘)

「護手盤・hushoupan・ホーショウバン」
刀の部位の名前。刀身と刀柄の接合部に付いている、楕円形の金属の盤で出来ている。
護手盤は刀を持った手を敵の攻撃から守る事が出来る。

(図011=柳葉刀の護手盤)

「刀環・daohuan・タオファン」
「環首刀」の部位の名前。刀柄の後に付いている環状の金属のリング、リングに刀彩
を巻き付ける以外に、リングと手首を縄で繋げ、力一杯で刀を振るった時に手が滑り
刀を落とさないようにする。
これ以外では、接近戦の時「刀環」で敵を打つ事が出来る、また古い書物に「刀環で
以て築く」といわれる。

(図012=南刀の刀環)

「刀把・daoba・タオバ」
「大刀」などの部位の名前。両手で持つ事ができる部分、刃に近い部分を上把、中を
中把、把尖に近い部分を下把と呼ぶ。

(図013=大刀の刀把)

「上把・shangba・シャンバ」
上把=刀把の項を見よ。

「中把・zhongba・チョンバ」
中把=刀把の項を見よ。

「下把・xiaba・シィアバ」
下把=刀把の項を見よ。

「刀穂・daosui・タオスイ」
「大刀」に取り付ける装飾品。多くは麻の糸で作られて、紅色で染められている、大
刀の刀背に有る月刀に取り付けてあり、強い勢いを表している。別名で「刀須」とも
呼ばれる。

(図014=大刀の刀穂)
「刀須・daoxu・タオス」
刀須=刀穂の項を見よ。

「把尖・bajian・バジィアン」
「大刀」などの部位の名前。刀把の末端部分を指す。

(図015=大刀の把尖)

「短刀・duandao・ドゥアンダオ」
刀の種類。長器械の「大刀」以外の刀柄の短い刀「手刀」を指す。
宋代以来「手刀」が変化発展していく、短刀の刀身の長さは刀柄(刀把)に相対する、
刀柄は片手または両手で持つ場合がある。「短刀」の種類には単刀、または双刀が有る。

単刀には「斬馬刀」「柳葉刀」「朴刀」「雁翅刀」「大環刀」「虎牙刀」などある。
単刀は一般的には一本で使う場合が多いが、刀以外の器械と一緒に使う場合がある。
例えば「単刀と拐」「単刀と鞭」「単刀と刀牌」などがある。単刀のサイズは一般的に大
きく、重量も重い。

双刀は二本の刀を使い、そのサイズは単刀に比べて小さく軽い。双刀の種類には「鴛鴦刀」
「胡蝶刀」「滾被刀」などがある。

「九環刀・jiuhandao・ヂュウファンダオ」
大環刀の一種類で「歩戦」の為の武器である。形状は一般的な刀と同じで、刀の刃は厚く、
刀背の上には九つの穴があり9個の鉄のリングが付いている、刀尖部分は平らで、前に付
き出ていない、刀柄は細めで大きく湾曲していている。刀柄の後には刀環(リング)が付
いている。

「大砍刀・dakandao・ターカンダオ」
刀の一種、「歩戦」の為の武器である。形状は一般的な刀と同じで、刀背は厚く、刃は鋭
利である。刀尖部分は平らで、前に付き出ていない、刀柄は真っ直ぐで、刀柄の後には刀
柄の後には刀環(リング)が付いている。大砍刀の主な刀法は劈、砍などである。

「大横刀・dahengdao・ターハンダオ」
唐代の短刀の一種で、多くは皇帝からの褒美(賜物)で、この唐を腰に帯びることは名誉
なことであった。【新唐書・王及善傳】なんじ大横刀を帯び、朕の側にいると、その官史
は位が高いと知る。

「千牛刀・qianniudao・チイアンニユダオ」
鋭い刀の別名。【庄子・養生主】の中に、料理人が牛を数千頭を屠殺できるほど刃が鋭利
で鋭い。故に刃の鋭い刀を称して「千牛刀」と呼ばれるようになる

「馬刀・madao・マダオ」
短刀の一種。騎馬戦の時に用いる短器械。馬刀の刀身は狭く長く少し湾曲している。刀把
(柄)は長く、両手で握る事が出来る。馬刀は比較的軽く、刀の切っ先は鋭く、威力は大
きい。

「子母刀・zimudao・ズムーダオ」
短刀の一種。刀身はとても短い、刀柄部分に護手刀が有りそれを子刀と呼ぶ。母刀の刀背
は真っ直ぐで、刀身は幅広い。子刀は細く刀柄の回りを半円形で覆い、さらに子刀には尖
端もある。

「云頭刀・yuntoudao・ユントウダオ」
短刀の一種。刀身は刀柄の近くで細く、刃は尖端に向かって湾曲してゆき、更に刀背に向い
続けて丸く、刀の尖端は円形になっていて、形は雲に煮ている、それ故この名前が付いた。



「手刀・shoudao・ショウダオ」
古刀の名前。宋代・曾公亮【武経総要前集・十三巻・器図】に「刀八色」がある。手刀と
はその中の一種である。【三才図会】「手刀の他の刃、柄は短く剣のようである」。後に
変化して現在の短刀に変わっていく。

「単刀・dandao・タンダオ」
短刀の一種。
単刀=短刀の項を見よ。

「書刀・shudao・シュウダオ」
書刀=削の項を見よ。

「双手単刀・shuangshoudandao・シュアンショウタンダオ」
短刀の一種。刀身は細長く、刀尖の先が鋭い、苗刀に似ている、刀柄は真っ直ぐで長い、
両手で柄を持つことが出来る。


「片刀・piandao・ピイェンダオ」
古代の刀の名前。【大清会典図・六十五・武備図】に有る。「片刀」全長七尺一寸二分、
刃の長さは二尺、幅は一寸三分。上は鋭く反っている。刃の厚さは二分、柄の長さは四
尺七寸、周囲は四寸。木質は硬質な木、把尖の長さは四寸。

「儀刀・yidao・イダオ」
唐代の軍刀。【唐六典】の中に、武庫令刀之制は「儀刀」「鄣刀」「横刀」「陌刀」の
四つが有る。初めは禁衛軍(宮中を護衛する兵)が使っていた、晋代では名前は「御刀」
と呼ばれ、随代には「儀刀」と名付けられ、金銀などで作られ帝王の儀仗隊が使用した。
【兵制・刀】儀刀、晋代宋代以来「御刀」と呼ばれる。后魏には長刀と呼ばれる。

「御刀・yudao・イィダオ」
御刀=儀刀の項を見よ。

「白楊刀・baiyangdao・バイヤンダオ」
短刀の一種。左延年【泰女休行】休年十四五歳、宋の仇を討つ、左手に「白楊刀」右手
に「魯矛」を持つ。

「朴刀・pudao・プーダオ」
刀の一種。歩戦用の武器。刀の長さと重さは持つ人により異なる。刀身は狭く長い、長
さは約三尺半(約65cmまたは84cm或いは115cm  諸説有る)。木杆を刀に連接する
事が出来る。明代に比較的流行する。刀法には劈、刺、などが主な動作がある。

「連還刀・lienhuandao・リエンファンダオ」
短刀の一種。刀身は広く大きい、刀背には輪(リング)が付いている、輪の数は一定で
はない、刀尖は突き出ていてとても鋭利である。護手盤は円形で、刀身をピッタリ包む
刀柄は少し湾曲している、刀彩が付く。この刀は砍、劈、撩、扎の動作を勢いよく行う
と、風が起こり、鈴の音が鳴る様な音が鳴る。

「護手狼牙刀・hushoulangyadao・フーショウランヤアダオ」
短刀の一種。刀背には狼の牙に似た鋸状の刃が有り、刀背は真っ直ぐで曲がっていない。
刀柄には月牙形に湾曲した護手が付いている。主要な用法には劈、扎、撩、絞、格、拦、
推、架などがある。

「戒刀・jiedao・ジェダオ」
僧が身につける刀である。中国古代の僧が旅に出る時の袈裟用に携える、殺生には使わ
ない、ゆえに戒刀と呼ばれる。

「拍髀・paibi・パイビィ」
短刀の一種。この刀を身につけるときは太もも(拍髀)の近くに付けるためこの名前が
ある。【释名・释兵】「短刀は拍髀、身に帯びるときには太もものの側なり」。

「直背刀・zhibeidao・ジーベイダオ」
短刀の一種。刀背が真っ直ぐで、刀刃は湾曲している、刀尖が突き出ている、刀刃は鋭
利である。刀柄はやや湾曲している。使い方は一般の短刀と同じ。

「服刀・fudao・フーダオ」
短刀の一種。常に身につけている。【漢書・九六上・西域伝】「山には鉄が有り、兵は
自ら弓、矛、服刀、剣、甲を作る」。

「佩刀・peidao・ペイダオ」
短刀の一種。多くは腰の横に下げて(佩)いる。【释名・释兵】「佩刀、傍らに下げる
刀なり」

「柳葉刀・liuyedao・リュウイーダオ」
短刀の一種。刀刃の形が柳の葉に似いているのでこの名が付く。現在刀でももっとも一
般的なものである。


「削・xue・シュエ」
1.書刀。刃が長く柄がある青銅製または鉄製の小刀で、木簡(木札に文字を書き記す物)
や竹筒を刃で削り文字をしるす。東周時代と秦漢時代に流行する。
2.または「鞘」。つまり刀や剣の鞘を指す。【漢書・貨殖伝】「削は刀剣の室なり。」

「鬼頭刀・guitoudao・グイトウダオ」
短刀の一種。刀身は広い、刀背は少し湾曲している、刀尖は突き出ている、刀柄は湾曲
している。その用法には「劈」「砍」などが主である。

「鈎刀・goudao・ゴウダオ」
短刀の一種。形は一般の刀と同じである、ただし刀尖が持ち上がり鈎状に成っている。

「破風刀・pofengdao・ポーフェンダオ」
短刀の一種。刀身は小さく、刀尖は突き出ている、刀刃は鋭利、刀背は薄い、刀柄は湾
曲している。その主な用法は劈、扎、砍、撩などがある。

「麻扎刀・mazadao・マーツァダオ」
短刀の一種。【宋史・岳飛伝】麻扎刀を持ち陣に切り込む、馬の足を切り、大敗する。

「雁翎刀・yanlindao・ヤンリンダオ」
短刀の一種。歩戦用の刀。別名「金背大環刀」とも呼ばれる。問い背は厚く、刀尖は広
く大きく重い。刀背の上方には五個ないし九個の小さな穴が開く、穴には銅の環が入る。
刀を振ると環により、雁が鳴いているような音を出す。

「金背大環刀・jinbeidahuandao・ヂンベイダァファンダオ」
金背大環刀=雁翎刀の項を見よ。

「腰刀・yaodao・ヤオダオ」
短刀の一種。刀の長さは三尺(約1m)刀身は狭く、柄は短い。明代。茅元儀【武備志
・軍資乗・器械】腰刀の製造法は鉄を多煉する、腰刀は純鋼を削り作られ、輝きよく切
れる。藤牌とよく併用される事から「腰刀藤牌」と呼ばれる。

「腰刀藤牌・yaodaotengpai・ヤオダオテンパイ」
歩戦で使用する腰刀と藤牌の両方の兵器を合わせてこう呼ぶ。
腰刀藤牌=腰刀の項を見よ。










「二刀・erdao・アールダオ」
雌雄両把の古代の名刀である。【古今刀剣録】「后燕(384-407年慕容垂により建国さ
れた国)建国元年、二刀が作られる、長さ七尺、一つは雄、一つは雌と呼ぶ」

「二人奪・errenduo・アールレンドゥオ」
別名「請人抜・qingrenba・チンレンバ」と呼ばれる、古代の刀の一種、刀の鞘は棍に
似ていて、中に刀の刃が収まる。

「胡蝶刀・hutiedao・フーティエダオ」
双刀の一種。歩戦用の刀。この刀は一つの鞘に二刀が収まり、双手で同時に使用する。
刀身は短く、刀把の上には御手がある 。刀法は主に粘りつき、接近している。



「鴛鴦刀・yuanyangdao・ユゥアンヤンダオ」
双刀の一種。歩戦用の等である。この刀は一つの鞘に二刀収まる、両手で同時に使用す
る。この刀の把は半円形の形状で、二刀を合わせると円形になり、一つの刀となる。

「長刀・changdao・チャンダオ」
古代の兵器。長柄大刀の一種、別名「大刀」、馬戦に多く用いる。漢代以降、各時代に
それぞれの風格を持つ長刀がある。
唐代には「陌刀」がある。宋代には「筆刀」「棹刀」「鳳嘴刀」「掩月刀」「戟刀」
「屈刀」「驩耳刀」などがある。明代には「鈎鎌刀」「偃月刀」などがある。
長刀は「刀頭」「刀身」「刀柄」などの部分からなる。長刀の主要な用法には臂、砍、
云、抹など。演練の時には威風凛々、勇ましい気勢で行う。

「大刀・dadao・ダァダオ」
刀の一種。長刀の別名。
長刀の項を見よ。

「大櫓・dalu・ダァルー」
大刀の一種。【六韬】「大櫓刀の重さは八斤。柄の長さは六尺」

「三尖両刃刀・sanjianliangrendao・サンジィアンリィアンレンダオ」
長刀の一種。刀の先が三つ又に分かれていて、「山」の字に似ている、中央の尖端が
剣の刃のように高く、両側の刃は低く、両面に刃が有り、尖端は鋭利である。刀柄の
後方は3つの綾がある鉄镫が有る。その用法は扎、絞などが主である。

「双手刀・shuangshoudao・シュアンショウダオ」
長刀の一種。刃身は長い物も短い物も有る、刀盤は無い、刀柄は長い。


「双手長刀・shuangshouchangdao・シュアンショウチャンダオ」
長刀の一種。刀身は小さい、刀刃は鋭利、刀尖が突き出ている。刀柄が長く、刀盤がある。

「双手帯刀・shuangshoutaidao・シュアンショウタイダオ」
長刀の一種。刀身は長い、刀刃は鋭利。刀柄は短く、刀盤が無い。

「関刀・guandao・グァンダオ」
関刀=青龍偃月刀の項を見よ

「冷艶鋸・lengyanju・レンヤンジュ」
青龍偃月刀の別名。 冷艶鋸=青龍偃月刀の項を見よ

「青龍偃月刀・qinglongyanyuedao・チンロンヤンユエダオ」
長刀の一種。三国志の関羽が得意としていたの武器で有名で、そのため「関刀」と呼ばれる。
刀身は狭く長い、その形は偃月(半月)に似ている、刀の表面には青龍の図案が描かれてい
る、よって「青龍刀」「偃月刀」「掩月刀」とも呼ばれる。
刀頭には鈎が有る、その鈎尖は槍に似て鋭く尖っている。刀背には鋸の刃のような刃が飛び
出している、そのため別名に「冷艶鋸」ともよばれる。柄の長さは持つ人による、一般人が
直立し、左手で刀盤の下の柄を持ち、左腕を左に向けて伸ばす、刀把を左脚に付ける。その
時刀盤の高さが左肩と同じ高さである。刀刃の長さは刀柄の5分の2の長さ、刀柄の下には
「把尖」がある。この刀の形は伝えによると三国時代に関羽が作ったとされるている。ただ
し歴史的に検証すれば三国時代にはこの種の刀は存在していないともされている。
用法には劈、砍、磨、撩、削、栽、展、挑、拍、挂、拘、割など十二字訣がある。明代の王
折【三才図会・器用】「関王の偃月刀は刀勢が大きく、三十六の刀法があり、武器の中にあ
り負けることが無く、刀類中この刀を以て第一とされる。」

「青龍刀・qinglongdao・チンロンダオ」
青龍刀=青龍偃月刀の項を見よ

「偃月刀・yanyuedao・ヤンユエダオ」
偃月刀=青龍偃月刀の項を見よ

「掩月刀・yanyuedao・ヤンユエダオ」
掩月刀=青龍偃月刀の項を見よ

「陌刀・modao・モーダオ」
長刀の一種。陌刀は両刃長刀一種で、重量は約25キロと重い。唐代の軍隊で大量に配備さ
れる。唐以降には陌刀は次第に無くなっていく。【新唐書・阚綾転】「陌刀と呼ぶ両刃刀、
丈は長く一振りで数人を倒し前に敵なし。」

「春秋大刀・chunqiudadao・チュンチーダァダオ」
1.長刀の一種。刀法には劈、砍、斬。架、截、云、挂、跨、挑、拦、掃、抹、托、撥、圧、
絞、錯、搗、随、扇などがある。
2.器械套路。弾腿門の春秋大刀は主に河北、河南、黒龍江などの地に伝わっている。その
特徴は刀法が霊活、変化が多く、勢いが勇ましい、勁力が通り、勢いがあり猛烈。動作
はすきなく、伸びやかで大きい。練習時には気沈丹田、含虚抱気、気意相融、身法転神、
剛柔互用などがある。

「鈎鎌刀・gouliandao・ゴウリンダオ」
長刀の一種。刀背の中央部に鈎が一つ飛び出ている、鈎には刃がある。刀法には劈锏、鈎割、
臨陣などあり、非常に便利である。

「眉尖刀・meijiandao・ダオメイジィアン」
長刀の一種。刀身は狭く長い、片刃で刀尖は鋭利である、刀背は斜めに伸びている、柄は木
製、柄把には鉄の把尖が有る。

「破陣刀・dpozhanao・ダオパーヂィエンダオ」
大刀の一種。伝えによると呼延賛が作ったとされている。

「筆刀・bidao・ビィーダオ」
長刀の一種。筆刀の刀尖は鋭利で刀背は斜めになっている、柄の下には刀尖が有る。


「棹刀・diaodao・ディアオダオ」
長刀の一種。棹刀の刀身は真っ直ぐで、刀尖には鋭利な刃が有る、柄の後には把尖がある。
被宋【武経総要】には「刀八色」の一つとある。


「戟刀・jidao・ジィダオ」
長刀の一種。戟刀は全長1.6メートル、その刀尖は12センチ、刀刃は33センチの長さである。
刀柄は太い、柄の後尾には三綾の把尖がある。戟刀を使い敵と戦うときには前方の切っ先を
使うことが特徴で、東に声して西に撃つ、虚実が多変である。主要な動作には砍、剥、刺、
挂、劈、掃、採、削、蓋、攉、棚、架など有る。

「乾坤日月刀・qiankunriyuedao・チィァンクアンリイユエダオ」
長刀の一種。是は民間に伝わる一種奇異兵器と呼ばれる物である。全長2メートル、両端に
は同じ長さの月牙刀がある。刀背には3個の小さな鉄の輪が付く事もあり、動くと音が鳴る。
刀柄は硬木で作られる。刀柄には二つの飛び出た月牙刃があり、その間の刀柄の部分を手で
持つ。乾坤日月刀の握り方は左陰右陽、左陽右陰、双陽の三種類が有る。その形状から左右
同じように扱える。主な刀の用法には前后扎刀、正反扎刀、斬劈刀、上挑刀、横掃刀、舞花
刀、上下截刀、里外絞刀、撩挂刀、云撥刀、格拦刀、推架刀等がある

「象鼻刀・xiangbidao・シィアンビーダオ」
長刀の一種。刀尖が丸く曲がり、象が鼻を巻いている形に似ているため名前が付いた、別名
で「象鼻大刀」とも呼ばれる。

「象鼻大刀・xiangbidadao・シィアンビダァーダオ」
象鼻大刀=象鼻刀の項を見よ

「歓耳刀・huanerdao・フゥアンアルダオ」
長刀の一種。刀柄の長さは約1メートル。刀身は約30センチで上が鋭く下が細くなっている。
城壁を掘るためにも使っていた。

「大理刀・dalidao・ダァリィダオ」
古代アラブで出来た刀。杜甫の詩に【荆南兵馬使太常卿趙公大食刀歌】が有る。

「云南刀・yunnandao・ユンナンダオ」
少数民族の兵器。短器械の一種。梁国の陶弘景【古今刀剣録】「云南刀は大理で作られ、鉄
青黒く重量があり、南人がもっとも貴ぶ、鞘は象の皮で作られる、一鞘に両室があり、各鞘
に一刀が入る、刀柄は皮帯を巻き付ける、貴人は金銀の糸をもちいる。」

「西番刀・xifandao・シィーファンダオ」
西番刀=藏刀の項を見よ

「壮族尖刀・zhuangzujiandao・ジュアンズージィアンダオ」
少数民族の兵器。短器械の一種。刀身は約40cm、刃は外に凸形に曲がる、刀身のもっとも
広い部分は約4cmある。刀背一面には三つの凹形の歯が有る。S形の鉄の護手が付く。柄は
木製で約15cmある。

「阿昌刀・achangdao・アチャンダオ」
少数民族の兵器。刀の一種。平時には腰に付けると刀身は自然に下がる。品質は良くさらに
刀鞘と刀把に付いて研究されて、木製、皮製、銅製また銀製などがあり、伝統民族の図案を
もちいている。

「苗刀・miaodao・ミィアオダオ」
古代日本で出来た刀。短刀の一種。別名で倭刀とも呼ばれる。長い物は太刀と呼ばれ、短い
物は脇差と呼ぶ。香木に魚皮を張り付けた鞘。刀身は長く幅が狭い、両面に刃が有る、刀刃
は鋭利で、装飾が精巧で美しい。刀柄は長く両手で持つ。刀法は比較的簡潔であり、明代の
著名な武術家程猷曽による【単刀法選】が有る。苗とは稲が伸びる様子を表し、長く細い刀
刃を表している。

「苗族尖刀・miaozujiandao・ミィアオズージィアンダオ」
少数民族(苗族)の兵器。短刀の一種。刀刃は約 36cm、刃は外に向けて凸型に曲がって
いる。刀背も刃につづき湾曲している、刃の両側に二本の血槽と二本の波形の指甲印花紋と
呼ばれる物が有る、刀刃はとても鋭利である。刀柄は9〜13 cmで木製または牛の角、骨
で出来ている。苗族が練刀時には通常芦笙と呼ばれる楽器の演奏が有る。

「環刀・huandao・ファンダオ」
元代の蒙古の騎馬戦用の刀。刀身は少し湾曲している、把は小さく扁平、軽くて鋭利な刀で
ある。

「峒刀・tongdao・トンダオ」
少数民族の兵器。短刀のの一種。梁・陶弘景【古今刀剣禄】によると「峒刀は西江州峒およ
び諸外蛮の者は、無刀の者はなく、一鞘に二刀入る、云南刀と同じ物、ただしさまざまな皮
を使った黒い鞘である。」

「倭刀・wodao・ウォダオ」
倭刀=苗刀の項を見よ

「锬刀・tandao・タンダオ」
古代バラモン国で用いられた短刀。

「傣族刀・daizudao・ダイズーダオ」
少数民族の兵器。刀の一種。短砍刀の基礎の上に次第に発展して長刀になる。この種の刀は
鋭利で工作用の道具としても使われる、その他に練功と自衛の武器にも使われる。用法には
劈、砍、撩、戳などがある。

「景頗尖刀・jingpojiandao・ジィンポージィアンダオ」
少数民族の兵器。刀の一種。景頗尖刀は一貫して精密で奇抜である、種類は沢山ある、長さ
も多種類有る。刀の形は真っ直ぐの物、曲がった物どちらもあり、どちらも血槽がある。刀
尖は斜めの形、角度は色々ある。刀柄には木製、骨製、角製、などの種類がある。刀の鞘は
木製で工芸品のように美しく、龍や花模様が彫り込まれてある、鞘の上には三本の銅と銀の
たがを締めてある、その他には竹を編んだもの、皮の帯などの飾りが有る。

「傈僳族弯尖刀・lisuzuwanjiandao・リィスーズゥワンジィアンダオ」
少数民族の兵器。短刀の一種。傈僳族弯尖刀には大小の物がある、刀刃は直形に近い物で、
刀背は曲がって鋭利である。刀柄の背は凸型に少し曲がっている、木製または角製で出来て
いる。

「黎刀・lidao・リーダオ」
少数民族の兵器。短刀の一種。梁・陶弘景【古今刀剣録】「黎刀、海南黎山が作る、刀の長
さは1〜2尺、把の長さは3〜4尺で、細い籐の束を編んで巻き付けている、把の端に白い
角を、ハイタカやミサゴの尾のような飾りが付く。」

「藏刀・zangdao・ザァンダオ」
少数民族の兵器。短刀の一種。中国藏族が常に身につけ離すことがないと言われる防身器械
である。別名「西番刀」と呼ばれる。刀身は短く、刀尖は鋭利である。刀の鞘及び刀把には
多くの装飾が施され美しい。通常大きな服の中に隠し持ち、使用時には突撃して突き刺す、
或いは手首を回し切っ先を振る。招式には「牡牛闯陣」「雄鷹啄蹄」「喇嘛祭刀」「挙羊勢」
などがある。

「彝族短体挿刀・yizuduantichadao・イーズードゥアンティーチャーダオ」
少数民族の兵器。短刀の一種。多くの彝族の男性が所用する、平時には腰帯に吊り下げる。
刀刃は湾曲して短い、刀鞘には鉛や銀の装飾がされている。刃の背は外に向けて凸形に曲が
り刃の鋒は内に向かい、刃の先端は再び外に向けて曲がる、柄は刃と同じように曲がってい
る。刀の形は精巧で美しく優れた品質であり、とても鋭利で鋭い。

「宝刀・baodao・バオダオ」
切っ先が鋭利な鋼の刀のことを一般的に呼ぶ。【南史・陳世祖傳】臨川王が夢梁武帝から宝
刀を授かる。魏文帝【典論】にも宝刀の一文がある。

「七聖刀・qishengdao・チーシィエンダオ」
古代の名刀。【東京夢華録】「楼の下に諸軍の喊声がおき、煙と炎がわき上がる、煙の中に
七人はみな身体に青い紗の着物を着る、内の一人は金の小帽子をかぶり、手に旗を持つ、他
のみんなは頭巾をかぶる、手には七聖刀を持つ。」

「大夏龍雀・daxialongque・ダァシィアロンチゥイ」
古代の名刀。【普書・赫連勃勃載記】「百煉で作られた刀、龍雀大環とする、名付けて大夏
龍雀と呼ばれる。」

「文刀・wendao・ウェンダオ」
古代の名刀。【唐書・地理志】「忠州貢文刀。」

「巨刀・judao・ジィウダオ」
唐の一種。【湘烟録】には「魏文帝造宝刀曰露陌・・・査原文恐有誤、名曰巨刀。」と有る。

「五色・wuse・ウースー」
古代の古刀。梁代、陶弘景【古今刀剣録】に「少帝義符以景元年に一刀を造る、銘曰く五色。

「中山・zhongshan・チョンサン」
古代の名刀。梁代。陶弘景【古今刀剣録】「后秦に姚萇が造る一刀、名前曰”中山”と言う、
長さ三尺七寸。

「永安・yongan・ヨンアン」
古代の名刀。梁代。陶弘景【古今刀剣録】「北京にて永安三年、刀を百本造る、銘曰く”永
安”と呼ぶ。」

「龍泉太阿・longquantaia・ロンチュアンタイア」
古代の名刀。【南史・王蘊傳】「刀を撫でて言う、汝、龍泉太阿を知る者か。」

「龍鱗・longlin・ロンリン」
1.古代の名刀。魏文帝【典論】「魏太子の丕が百露刀を造る、名前を龍麟と呼ぶ。」【続
  漢書】「龍麟は皇帝の刀なり。」
2.古代名では匕首。【典論】「魏の太子丕が、百辟匕首を三本造る.・・・その三つの形
  は龍文に似る、名前は龍鱗。」

「玉環刀・yuhuandao・ユイハンダオ」
古代の名刀。【南史・劉懐慰伝】「平時には必ず武を蓄えよと、玉環刀を賜る。」

「白鹿・bailu・バイルー」
古代の名刀。梁・陶弘景【古今刀剣録】「后魏の宣武帝が、景明元年にて白鹿山で刀を造る、
いわく”白鹿”。」

「幼平・youping・ヨウピン」
古代の名刀。梁代、陶弘景【古今刀剣録】「周幼平が曹公勝を討ち、捕虜にする。一刀を造
る、その名を”幼平”と呼ぶ。」

「司馬・sima・スーマー」
名刀の一種。梁代、陶弘景【古今刀剣録】「曰く、晋武帝の司馬が炎を以て咸寧元年八千本
の刀を造る、名付けて「司馬」と呼ぶ。

「興国・xingguo・シングオ」
古代の名刀。梁代、陶弘景【古今刀剣録】「晋の成帝、咸和元年、十三本の刀を造る、銘は
興国という。

「百煉・bailian・バイリィアン」
宝刀の名前。晋代・崔豹【古今注・上・興服】「呉代の大皇帝は三本の宝刀を持つ・・・一
つを百煉、・・・」

「百勝刀・baishengdao・バイシィエンダオ」
古代の名刀。梁代、陶弘景【古今刀剣録】「李高が永建元年に珠碧刀1本を造る、名を百勝
と呼ぶ。」

「百辟刀・baibidao・バイビィダオ」
刀の名前。魏の武帝曹操が定めた【芸文類聚・六十・魏武帝令】「昔、百辟刀を五枚作り、
まず先の一枚を曹丕に与え、其の他を我が諸子の中の武を好まず、文学を好む物に与える。
曹植【寶刀賦】「建安中。家父魏王の命で宝刀を五枚造る、以て龍、虎、熊、鳥、雀に分か
れる。

「回回刀・huihuidao・フイフイダオ」
古代の名刀。【云烟過眼録】「劉漢卿が回回刀を所蔵する、小口で刀背は金と紫の象嵌がは
いっている。回回刀には一人の獣面の精巧な金の象嵌がなされている 聞く所によると回回
国王が所有していた。」

「安国・anguo・アングオ」
古代の名刀。梁・陶弘景【古今刀剣録】「黄武の時代、功を重ねた安国将軍が一刀を造る、
曰く”安国”」。

「安陵・anling・アンリン」
刀の名前。古代の名刀。高啓【遊侠篇】「新に安陵刀を造る、人々の目から光を奪う」

「阮師刀・ruanshidao・ルアンシィーダオ」
古代の名刀。普楊泉【物理論】「古くに阮師刀が有る、天下の宝なり。・・・その刀は平ら
で背は狭く、首が大きい。」

「赤刀・chidao・チーダオ」
古代の名刀。【博物志】「赤刀、周の宝器なり。」

「赤治刀・chizhidao・チージィダオ」
古代の名刀。梁・陶弘景【古今刀剣録】「后魏の昭成帝が建国元年に赤治城にて刀を十口鋳
造する、金の彫刻で「赤治」の字がある。

「呉刀・wudao・ウーダオ」
古代の名刀。古くに呉の地で鋭利な刀を作られる。「呉の刀は手の中で鳴る、秋の霜のよう
に厳く鋭い」

「含章・hanzhang・ハンヂィアン」
古代の名刀。【典論】「其の二彩は赤い霞に似る、名は含章」。

「霊宝・lingbao・リンバオ」
古代の名刀。【典論】「百辟の宝刀を作る、それは雷に似る、名前曰く霊宝と呼ぶ。」

「張飛刀・zhangfeidao・ヂィアンフェイダオ」
名刀の一つ。三国時代の張飛が腰に帯びていた刀。またの名前を「新亭候」と呼ばれる。
【刀剣録】「張飛が新亭候を拝命したとき、自ら匠に命じ赤珠山の鉄で刀を作らせる。銘
曰く新亭候。」

「定業・dingye・ディンイー」
古代の名刀。梁・陶弘景【古今刀剣録】「斉高帝肖道成が、以建元二年に刀を作る、銘曰
く定業。」

「定国・dingguo・ディングオ」
古代の名刀。梁代陶弘景【古今刀剣録】「宋武帝劉裕、以永初元年一刀を作る、名前曰く
「鄭国」と呼ぶ。」

「宝钿刀・baodiandao・パオディアンダオ」
古代の名刀。【唐史・阿史那社尓伝】「太宗美其廉、高昌に賜る宝钿刀。」

「鄭刀・zhengdao・ヂェンダオ」
古代の名刀。【周扎・考工記】「鄭の刀、宋の斤、魯の削、呉越の剣。」

「青犊・qingdu・チンドゥ」
古代の名刀。【古今注・上・興服】。「呉の大皇帝3つの宝刀を持つ・・・二曰く青犊」。

「斬馬刀・zhanmadao・ザンマーダオ」
宋代の有名な歩戦用の刀で、唐代の陌刀から進化し発展していった。【玉海】「煕寧五年、
作坊が斬馬刀を造る、長さ三尺余り、柄は一尺余り、刀首は大環、長く伸び攻撃すること
に長け、戦陣の利器である。」

「昆吾刀・kunwudao・クンウーダオ」
古代の名刀。【宋史・李公麟伝】に記述がある。

「孟労・menglao・マンラオ」
古代の名刀。【谷梁伝・魯僖公元年】「孟労とは魯の宝刀である。」

「神刀・shendao・シェンダオ」
刀の一種。言い伝えによると、諸葛公明の指揮の下百煉にて作られる。【蒲元伝】「諸葛
亮は刀三千口を鋳造する。」

「神術・shenshu・シェンシュウ」
古代の名刀。梁・陶弘景【古今刀剣録】「前奏時代(359年-364年)五千人の職人により、
刀が作られる、銘を神術という。

「項羽刀・xiangyudao・シィアンイウダオ」
言い伝えによると、項羽が帯びていた刀。【護侯鯖】「董卓は、少し野を耕し一刀を得る、
文は無く、四面で山雲文を起こを隠して、王如の木をたたき切る。

「泰山宝環刀・taishanbaohuandao・タイシャンバオファンダオ」
古代の名刀。【列異伝】「仙人の王方平が陳節の家に下る、刀を一振り、長さ五尺三寸、
銘を泰山宝環と呼ばれる。

「威勝・weisheng・ウエイション」
威勝=古代名刀、善勝の項を見よ。

「建義・jianyi・ジィアンイー」
古代の名刀。梁・陶弘景【古今刀剣録】「西秦乞国仁が建義三年、刀を作る銘を建義と
呼ぶ。」

「建平・jianping・ジャンピン」
古代の名刀。梁・陶弘景【古今刀剣録】「梁・陶弘景【古今刀剣録】「后趙石勤が建平
元年に一刀を作る、五百金を用い、長さ三尺六寸、銘を建平という。

「素質・suzhu・スージィ」
古代の名刀。【北堂書抄】魏文帝曹丕【典論】「我は百辟宝刀三本を作る、・・・その
三、切っ先は厳しい霜に似る、刀身は剣、銘曰く素質」【太平御覧・兵部・刀】「素質
は長さ四尺三寸、重さは二斤九両」。

「桂渓刀・guixidao・グイシィダオ」
古代の名刀。黄庭堅「我に桂渓刀が有り、東風が行くのに任せる。」

「宿鉄刀・sutiedao・スゥティエダオ」
古代の名刀。【北史・綦母懐文伝】「懐文が宿鉄刀を作る、製法は重く柔らかい粗鉄を、
数宿(数日)かけて焼生鉄精とする。

「鸾刀・luandao・ルワンダオ」
古代名刀。【礼記】「割刀之用、鸾刀之貴、反本修古、不忘其初成」

「銅口刀・tongkoudao・トンコウダオ」
古代の名刀。【傅成奏事】。「尚書は古く兵士二百人を補充し、その一人に銅口刀を与
える。 」

「銀装刀・yinzhuangdao・インジュアンダオ」
古代の名刀。【南史・席阐文伝】「梁の武帝は軍を起こし、文勧を明らかにする。依然
として客を遣わし帝に銀装刀を捧げ、帝は金を意のままに与えた。」

「脱光・tuoguang・トゥオグアン」
古代の名刀。【大公兵法】「刀の神、名前曰く脱光。」

「善勝・shansheng・シャンシェン」
古代の名刀。【梁書・陶弘景伝】に記載。「大通の初め、二本の刀を高祖に献上する、
一つの名前を「善勝」、もう一つを「威勝」といい合わせて「佳宝」という。

「葛党刀・gedangdao・グダンダオ」
古代の名刀。【夢渓筆談】「呉鈎、名刀である。刃は曲がり、今では南蛮用で葛党刀と
呼ぶ。

「朝元・chaoyuan・チャオユゥアン」
古代の名刀。梁・陶弘景【古今刀剣録】には「明帝鸾が建武二年に一刀を作る、名曰く
「朝元」という。」

「朝儀刀・chaoyidao・チャオイーダオ」
刀の一種。【刀剣録】「明帝蛮建武二年に作られる、名は朝儀刀と呼ばれる。長さは
おおよそ四尺。

「新亭侯・xintinghou・シンティンホウ」
古代の名刀。
新亭侯=張飛刀の項を見よ。

「蜀刀・shudao・シュウダオ」
漢代の軍刀の一種。刀首には環が付く。【環書・分翁伝注】「刀はおおよそ蜀刀、環
がつく」。

「騰馬・tengma・テンマー」
古代の名刀。梁・陶弘景【古今刀剣録】「后蜀の李雄、曇平元年刀を五百口作る、名
前を騰馬と呼ぶ。」

「漏景・loujing・ロウジン」
古代の名刀。【古今注・上・興服】「呉の大皇帝が宝刀三本を有する、曰く漏景。」

「警恶刀・jingwudao・ジンウーダオ」
古代の名刀。【山堂肆考】「楊貴妃の父親玄琰が味わいのある刀を腰に帯びていた、
ある時、凶悪な獣の様な盗賊が現れた時、大きく響き渡る音が腰に帯びた刀から鳴り、
警察の声に似ていた、故に警恶刀と呼ばれる。

「露拍・lupai・ルーバイ」
露拍=露陌の項を見よ。

「麟嘉・linjia・リンジィア」
古代の名刀。梁・陶弘景【古今刀剣録】「后涼呂光、麟嘉元年に刀を作る、名前を麟
嘉と付ける。」

「匕首・bishou・ビーショウ」
短剣の一種。別名短剣、小剣、叉子、攮子、挿子などと呼ばれる。石器時代には石製
の匕首があり、商、周には青銅製または鋳物製の匕首が有った。漢代の軍隊の騎士は
大勢匕首を使っていた。晋代張載【匕首銘】「匕首を用いる時は、近くに早く用いる、
突然用意をするわけではなく、軽く考える事がない。利益は明かな形に、功は道理に
隠れている。唐代に到るまで匕首を腰に帯びる事が盛んであった。唐の司馬貞【史記
索陰】「劉氏曰く、匕首は短剣なり。」【盐鉄論】「長さは八寸」。【通俗文】「近
頃の匕首は長さ約七八寸、多くは鋼製、片刃と諸刃がある、諸刃の匕首は中心に背が
ある、両辺は鋭く、尖端は尖り薄い。匕首の基本的な技法は刺、扎、挑、抹、豁、格、
剜、剪、帯などがある。匕首の練法には単匕首練、双匕首練および匕首対その他器械
の対練などがある。
匕首には名匕首と呼ばれる有名な匕首が多くある「羊角匕首」「百辟匕首」「徐氏匕
首」「徐夫人匕首」「梅花匕」「銅匕首」などがある。

「小剣・xiaojian・シャオジィエン」
匕首の古代の別名。匕首の項を見よ。

「叉子・chazi・チャーズ」
叉子=匕首の項を見よ。

「短剣・duanjian・ドゥアンジィエン」
短剣=匕首の項を見よ。

「挿子・chazi・チャーズ」
挿子=匕首の項を見よ。

「攮子・nangzi・ナンズ」
攮子=匕首の項を見よ。

「羊角匕首・yangjiaobishou・ヤンジィアオビーショウ」
古代の名匕首。【虞初志】「尼が聶隠娘に羊角匕首を授ける、刃の広さ三寸、頭の後
に匕首を隠す、新しい傷はなく、すぐに引き抜いて使う事が出来る。

「百辟匕首・baibibishou・バイビィビーショウ」
古代の名匕首。【典論】「魏太子の丕が百辟匕首を三つ造る。その1の道理は堅氷の
ようで名前は清剛、その2は朝日のように輝き名前は揚文、その3の形は竜文ようで
名前は龍鱗を言う。」

「清剛・qinggang・チンガン」
清剛=百辟匕首の項を見よ。

「揚文・yangwen・ヤンウエン」
揚文=百辟匕首の項を見よ。

「両刃匕首・liangrenbishou・リャンレンビーショウ」
匕首の一種。匕首の刃の中央に脊があり、両側に刃が有る。

「徐氏匕首・xushibishou・シィュシィビーショウ」
古代の名匕首。【典論】「徐氏匕首は世の中の名器である。」

「梅花匕・meihuabishou・メイフアビーショウ」
匕首の一種。その形は両端が槍頭のように鋭く尖っている、長さは約一尺二寸、鉄製。
中央に手で握る部分が有り、その形は円形と方形がある。その握る所に月牙形の護手
刃がある。一般的に使用時には両手に匕首を持つ。

「槍・qiang・チィァン」
武術器械。古代兵器。長兵器類に属する。矛が発展して槍が出来た。おおよそ秦漢の
時代に出現した。【続事始】「諸葛亮が長さ二丈苦竹の槍を用意をする。それ以降の
軍隊の主要な装備として戦争に用いられる。中でも宋代、明代の両時代にもっとも盛
んで、色々な種類の槍が作られそれぞれ用途が違う、広範囲には歩戦と騎馬戦に用い
られた。槍は「槍頭」「槍纓」「槍杆」「槍尊」などの部分からなる。杆の長短によ
り短槍、大槍、花槍などの種類がある。中華人民共和国の成立後、槍術は正式な競技
項目になる。

「槍頭・qiangtou・チィァントオウ」
槍の構成部品の一つ、槍尖とも呼ぶ。槍頭は鋼製または鉄製で、古くは銅製の物も有
った。槍頭の形は大きく分けると三種類有る。一つは長さ六尺(約20cm)、重さ
三両五銭ないし四両(175g〜200g)、その形は二つの山が連なった形からなり、脊
は高く刃は薄く尖端が尖っている。二つ目は長さが三寸(約10cm)重さが一両二
銭(55g)形は山が一つで脊が高く刃が薄く先が尖っている。三つ目は古代の矛頭
の形状で、長さは七尺(23cm)重さが四両余り(200g〜)形は四角い扁平で
二カ所が折れ曲がり、頭尖は薄い刃になっている。

「槍杆・qianggan・チィァンガン」
槍の構成部品の一つ。槍杆は木製が多い、その中で赤樫がもっとも良く、合木と呼ば
れる木材が次に良く、白蝋杆がその次によい。また木の代わりに竹を用いることもあ
る南方の竹は槍に向いている、北方の竹は乾燥していて裂けやすい。竹を用いる場合
真っ直ぐで節の長いものを選ばねばならない。槍の把は太く先に向けて細く、槍杆は
真っ直ぐで曲がらず、細くて軟弱でない。

「槍纓・qiangying・チィァンイン」
槍の構成部品の一つ。槍頭の下に付ける装飾物。槍纓は犀の尾、ヤクの尾、馬の尾な
どで作り、韋とのように細くたいていは赤色である。敵と戦うとき槍纓を振り動かし
敵を惑わす、併せて血の流れをさえぎる。定常時には演練に勢いをつける。

「槍(金尊)・qiangying・チィァンイン」
槍の構成部品の一つ。槍(金尊)は鉄製または銅製、筒状で下は尖っていて地面に刺
すことが出来、攻撃も出来る。槍(金尊)は通常花紋の形をしている。槍(金尊)の
無い槍もある。

「一丈威・yizhangwei・イージャンウエイ」
槍の別名。【事物志異】「隋煬帝易の槍、名前を一丈威と呼ぶ。」

「肩二・jianer・ジィアンアール」
槍の別名。【清異録】蜀王の建軍中の隠語、槍曰く「肩二」。

「十字鎌槍・shizilianqiang・シィズレンチィァン」
槍の一種。全長約 260cmで槍頭は鉄製で約 23cm、形は十字形、槍の幅は 3.3cmで
中に脊があり、両辺には刃がある、尖端は鋭い三角形。槍杆は直径約 6.6cmの木製。

「九曲槍・jiuquqiang・ジィウチュウチィァン」
槍の一種。槍の長さは3.6m。槍頭は蛇の形に似て、尖端は鋭利に尖り、蛇のように曲
がっている、両側には派が付いている、槍頭は約33cm余り。九曲槍は主に騎馬戦に用
いる。主な用法には拦、拿、扎、刺、塔、棚、纏、圏、朴、点、撥、舞花などが有る。

「三眼槍・sanyanqiang・サンヤンチィァン」
槍の一種。清代に使われる。槍の長さは九尺。槍頭はの長さは一尺、凹型の槽がある。
槍杆の上端には二つの輪が、把には一つの輪が有る。

「三尾短標槍・sanweiduanbiaoqiang・サンウエイダンビィアオチィァン」
槍の一種。槍杆の長さは約三尺(約1メートル)。槍杆の前には錐形の槍頭、後ろに
は3条の彩帯、帯は30cmあまり。


「三尾掷槍・sanweizhiqiang・サンウエイジィチィァン」
標槍の一種。元朝蒙古軍が使っていた。槍頭は円錐形、前方が鋭く後方は太くなって
いる。杆尾には葉が姉、刃は三片の薄い刀が付く。三刀は平たく硬い、刀の口は外に
向き矢の羽根のような形になっている。槍杆は短く三尺を超えない、馬上の的を刺す
または投げつけるなどに使う。槍杆の三枚の刃は投擲時に正確に飛ばす事に役立つ。


「大槍・daqiang・ダァチィァン」
槍の一種。大槍の楊式は一般の槍と相似している、ただし杆は太くて長い。長さは一
尺二寸(約 4m )より長い。大槍は一般に騎馬戦に用い羅れたが、近代では大槍を歩
戦にも用いられるようになる。大槍の動作は比較的簡単で舞花の動作は無い、ただし
力量は大きく、攻撃力が強く実用に長けている。

「大寧筆槍・daningbiqiang・ダァニンビィチィァン」
槍の一種。宋大に軍隊で使用された。大寧筆槍の様式は長短の物があり普通の長槍と
は異なる、槍頭の部分が特殊な加工がされている。槍頭の下部には鉄盤があり、鉄盤
にはには数十枚の薄い刃が付いている。この槍で闘うとき敵は槍頭をつかめないよう
になっている。

「飛梭槍・feisuoqiang・フェイスオチィァン」
槍の一種。飛梭槍=梭槍の項を見よ。

「火焔槍・huoyanqiang・フオヤンチィァン」
槍の一種。長さが約一丈。槍頭は火焔が立ち上るような形で、上部には三角形の稜
条(角のある形)の槍頭、下部には円形の槍尖が有る。中央部にはリングがあり、
焔形の槍頭を囲むように付いている。

「无刃槍・wuwenqiang・ウーレンチィァン」
槍の一種。軍隊の中で兵士が訓練するための刃のない模擬槍。

「双頭蛇・shuangtouzhe・シュアントウシィヤ」
槍の一種。槍身の長さは比較的短く、一般には四から五尺(約1.3m〜1.6m)槍の
両端には同じ形の槍頭が付く。双頭蛇は単槍または双槍を使う。用法は霊活多変で
意表を突いて勝ちを制する。

「双鈎槍・shuanggouqiang・シュアンゴウチィアン」
騎兵が使う槍。長さは約4m。槍頭は比較的長く約 21cm、幅は約3cm、頭部は鋭
くなっている。槍頭の中央には脊があり両側には刃が付いている。槍頭の下部には
数個の突起が有り、槍頭の回りに付いている。槍把には把尖が有り地面に突き刺す
ことが出来る。槍杆には牛の革の縄が有り、携帯するときに用いる。

「双鈎鎌槍・shuanggoulianqiang・シュアンゴウリィアンチィアン」
双槍の一種。短器械に属する。槍の長さは約 90cm、槍頭には槍先、鎌、鈎からな
り、槍と鎌が一帯成型されている、槍頭は扁平で菱形で鋭利である。鎌は鎌刀型で
長さが約13cm、幅は約3.3cmで片側が鋭利な刃になっている。





「巴尓恰・baerqia・バァアルチィア」
標槍(投げ槍)の一種。元朝蒙古軍が持ち使っていた。槍の長さは約160cm、前後
に刃が付いている。前の刃は三角形で先は鋭く尖っている。後方は円錐形で尖って
いる。この槍は敵に投げて攻撃する、両端で刺して攻撃する事が出来る。

「龍刀槍・longdaoqiang・ロンダオチィアン」
槍の一種。明代に作られる。歩戦用の槍。龍刀槍の様式は通常の槍に似ている。た
だ槍頭の下に上に向いて突出している鈎がある、その形は刀に似て内が厚く外は薄
く鋭利な刀刃である。

「花槍・huaqiang・フゥアチィアン」
槍の一種。槍杆は太くつかみきれない。槍の長さは約165cm、菱形の槍頭、槍頭の
下には紅纓が付く。槍杆は比較的細く槍頭を振ると小刻みに震えて止まらない、そ
れ優に突き刺すところを推測することが難しい。


「抓槍・zhuaqiang・ズゥアチィアン」
1.宋代抓槍。長さ約2m50cm、槍刃は約50cm。槍頭の下には外に向いた20個の
  尖った刃が付く。それぞれ刃の長さは 3cm〜10cmと長さの違ったものがつく。
  その用法には刺、拿、扎、提、拦、崩、点、挑、撥、纏、掃、摔、鋸、抓、拉、
  檎などがある。(画像上)
2.明代抓槍。全長は8.5m、槍頭は33cm、平らで角張った形をしている、槍頭の
  両側下にはそれぞれ 2個の鈎が有る、鈎尖は鋭く尖っている。鈎の下には三角
  形の刃があり敵の手提げ槍を防ぐ。槍頭の下には30cmほどの袴(パイプ状の
  物)が槍杆とつながっている、袴の中央には穴が空き赤い纓が付く。(画像下)

「麦穂槍・maisuiqiang・マイスイチィアン」
麦穂槍=推槍の別名。推槍の項を見よ。

「単鈎槍・dangouqiang・ダンゴウチィアン」
騎戦用の槍。槍の長さは115cm、三角形の形をしている。底部には二角外に向けて
飛び出している、約4,6cmの幅。

「環子槍・huanziqiang・ファンズチィアン」
騎馬戦用の槍。環子槍のデザインは双鈎槍とよく似ている。槍頭の長さは約15cm、
上部は幅が1.2cmと狭く下部は2.4cmで幅が広い。槍頭の下部には三角形の覇がつ
ている。

「拐槍・guaiqiang・グアイチィアン」
槍の一種。槍頭の長さは約60cm、両辺には二対の鈎が有る。槍柄の長さは1m弱、
柄の端には拐が付く。この槍の用法は槍と拐の二つの特徴がある。


「拐刃槍・guairenqiang・グアイレンチィアン」
槍の一種。槍頭は長く鋭利な刃が付く、刃は三カ所に凹型の溝がある。槍杆は長さ
が約 6mある。槍杆の下には横向きの拐がある。その用法は槍と拐の両方の使い方
が出来る。


「拐突槍・guaituqiang・グアイトゥチィアン」
槍の一種。槍頭は長く大きい、形は麦の穂状、長さは約50cm、槍杆は約5.7m、上
端は鉄の箍があり、下端には拐状の横把があり名前の由来である。用法は槍と拐両
方の特徴がある。

「板門槍・banmenqiang・バンメンチィアン」 NEW!!
槍の一種。長さは約 2.3mで槍頭は特別に大きく、戸板に似ているためにこの名前
が付いた。この槍は主に馬に乗って使った。主な用法は拦、拿、扎、刺、撥、点な
どがある。


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