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09年4月の講座 基本功大研究6「二起脚基本編」   
「二起脚・erqijiao・アルチージャオ」
二起脚は別名騰空飛脚、古くは二換脚、二踢脚とも呼ばれていました。
二起脚は武術の跳躍動作の基本となる跳躍で、長拳はもちろん陳式太極拳の套路にも使われています。
動作自体単純ですが、人により方法を誤解している人を良く見かけ、間違った動作をなかなか訂正出来ません。
最初に正しい動きを身につけることがとても大事といえます。

「二起脚の手順」


1.右脚を大きく踏み込み踏切の準備をする(A図の1番)。

2.左脚を振り上げ、その後右脚で踏み切る、両手を頭上に引き上げ打ち鳴らす(A図の2番)。
 【注意】右脚は出来るだけ高く振り上げ脚を振り上げる勢いで踏み切る。
     手を振り上げることで背筋が伸び、姿勢が良くなる。


3.飛び上がり身体が空中時に、右足は肩より高く蹴り右手で迎え撃つ
  振り上げた左脚は、右足を打つことに合わせて膝を曲げ、つま先を引きつける(A図の3番)。
 【注意】右足の高さは肩より高く、左脚は出来るだけ引き上げておく。

4.右脚を下に伸ばし、着地する(着地は左足、両足、右足どれでも良い)(A図の4)。
 【注意】着地は背筋と脚を伸ばしておこなう。

「踏切姿勢」


1.全身がほどよく後に反り、左脚の高さも良く○(B図の1)。
    両手を上に引き上げることで背筋が伸び良い姿勢に成りやすい。

2.左脚の膝を曲げたまま引き上げることは、左脚の振り上げる力が上手く使えないため△(Bの図の2)。
    たまにこの飛び方でも高く跳ぶ人とを見かけますが、効率が悪く形も良くない。

3.腰と背中が曲がり左脚の振り上げが足りない(同時に手が上がらないことも良くある)ためィ(B図の3番)。
    初心者によく見られる姿勢、振り上げが足りず、空中姿勢も悪く成りやすい。

「空中姿勢」


1.左膝が引きつけられ空中でキープし、右脚はピント伸び高さも充分あり、良い空中姿勢○です(C図の1番)。
  ルールでは左脚の高さは定められていないが、右足は肩の高さを超えなければ減点されます。

2.右足の形と高さは良いが、左脚が下に下がってしまう中級者に多い姿勢、まずまず良い姿勢△です(C図の2番)。
  図1になる前の姿勢、この形からでも右足降り、両足降りは出来る。

3.右足の高さは良いが膝が曲がるのが良くない、左脚を後に蹴ってしまうのはバランスを崩すため良くないィ(C図の3番)。
  空中の姿勢が悪い、着地にも影響が出やすくなる。この姿勢は問題点が二つだがどちらか片方でも良くない。

4.左脚の引きつけは充分だが、右足が低すぎる(同時に膝が曲がることが多い)ためィ(C図の4番)。
  無理矢理右足降りをしようとするために起きやすい、おしりを後に突き出すため脚が上がらない。

「その他注意点」
1.左脚の引きつけが不十分。→右足を打つ時のリズム、姿勢が悪くなる。

2.左脚または右脚を引き上げる時、進行方向と平行に振り上げていない。→空中のバランスが悪い。

3.足の甲を掌で打っていない、つま先が上を向き足の甲を打てない。→打ち鳴らす音が鳴らない(試合では減点)。

4.右足を打つ時に右腰が前にずれ身体が斜めになる。→空中のバランスが悪い。

5.左足が地に着いてから、右足甲を打つ。→二起脚とは認められない。


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