一つ戻る
中国武術基礎講座メインメニューへ
中国武器博物館・ホームページ・メニューへ
08年6月の講座 基本功大研究4「后掃腿」   
「后掃腿・housaotui・ホウサオトゥイ」
后掃腿は基本功のなかで掃転性腿法に分類され、急にしゃがみ込み、足を後方に回して、前方の相手の足を刈り取るように払う腿法です。
前方に足を払い出す「前掃腿」と合わせて、長拳の套路には必ず入っていると言っていい腿法です。
また、日本連盟が行っているの長拳技能検定では、基本功の試験にこの后掃腿が種目に入っています。今回、これから始めれば必ず上手く
出来る后掃腿の練習手順を解説していきます。

「后掃腿の手順」


1.正しい弓歩で立ち、両手を肩の高さで伸ばし手は推掌にする(図の1番)。
 【注意】眼は前方を見て、背筋はまっすぐ伸ばす。背中は前傾してはいけない(図の6番)。

2.両手を身体の下に向けて降ろし、左脚の踵を上げ、その上にお尻を乗せる(ふくらはぎと太ももの裏を付ける)(図の2番)。
 【注意】右脚は足首を曲げ伸ばしたままにする、膝を曲げてはいけない(図の7番)。

3.右脚を伸ばし、足の裏を下に向けて右後方に回す。(図の3番)。
 【注意】右脚の裏を横に向けたり、地面から浮いたり、膝が曲がってはいけない。(図の8番)

4.右脚をさらに回し、元の位置から半周回った所で、手を地面から離し、上体を起こし始める。(図の4)
 【注意】手を地面に付けたままにしない。

5.右脚が一周した所で身体を起こし、右脚の裏で踏みこみ弓歩、右手は後方で勾手、左手は前方で推掌する。(図の5)
 【注意】身体を起こし右脚に体重がかかり回転が止まる。
     弓歩に成る時は腰を落とし、背筋を真っ直ぐに立てる、前傾してはいけない(図の9)。




「后掃腿の間違いやすい点」
1.右脚の裏を地面と平行にせず横に向けてしまうと、膝が曲がりやすく、地面から離れやすくなる(図の8番)。
 【注意】頭を下げすぎてしまうと、足が上がってしまう。(図の8番)。

2.素早く地面に手付きすぐに手を離すようにする(図の2・3・4番)。
 【注意】手を離すタイミングが遅ければ、膝が曲がりやすく、バランスを崩すおそれが有る。

「后掃腿の練習法のヒント」
1.回転する脚は膝が曲がらないようにピン(棒のように)と伸ばすように心掛ける。
2.手は素早く地面に付け、素早く離して上体を起こす。
3.地面に長く手を付けない。
4.回転をとめたい場所で身体を起こすと右脚に体重が乗りブレーキが掛かり止まる。
5.后掃腿は素早くおこなう事が必要。

 后掃腿参考動画
一つ戻る
中国武術基礎講座メインメニューへ
中国武器博物館・ホームページ・メニューへ