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04年1月の講座 「緊急特別企画・難度動作1」 vol.46   
中国武術がオリンピック種目に向けて動き始めています。
今までの規定種目から大きく変わって、自由演技(自選種目)になり、体操競技のような難度動作が導入されます。
中国の国内大会ではすでに導入されていますが、難度の動作は主に跳躍に回転を加えたモノが多くアクロバチックな
動きで失敗も多く、練習の内容も今までと大きく変わってきているようです。

中国武術基礎講座では現在「槍術」の講座の途中ですが、緊急にこの新難度動作を取り上げて研究していきたいと思います。
まだ充分な情報もありませんが、現状で知りうる情報を解説していきます。




点数の配分 

選手の得点は従来通り10点満点です、その内訳は「動作規格」5点「演技水準」3点「難度動作」2点という配分です。
ただし現在中国で行われている試合のルールでは「動作規格」5点「演技水準」2点「難度動作」3点という配分です。

動作規格は歩型・手型・歩法・手法などが規格を評価します。
演技水準は表現力や勁力などの評価をします。
難度動作は難度の種類により点数が定められていて、その組み合わせで2点になるように套路を組み立てます、そのそれぞ
    れの難度動作が完成したと認定されれば2点満点を与えられ、完成とみなされなければ減点されます。

ただし、このルールは暫定的に発表されているものです、今後変更される場合がありますので注意しなければいけません。


難度の種類 【ABC】難度 長拳(器械)=C 南拳=N 太極拳=T

1. 平衡動作

 【A】搬腿朝天直立-C  側(足易)抱脚直立-C 仰身平衡-C 前挙腿低勢平衡-T
 【B】后挿腿低勢平衡-T   十字平衡-C
 【C】后(足易)抱脚直立-C

2. 腿法

 【A】直身前掃540°-CN (足登)腿・分脚-T
 【B】直身前掃900°-CN

3. 跳躍動作

 【A】旋風脚360°-CNT 騰空擺蓮360°-CNT 騰空飛脚-CT 旋子-C
 【B】旋風脚540°-CNT 旋子転体360°-C 騰空擺蓮540°-CNT 騰空飛脚向転体180°-T 騰空正(足易)腿-CT
 【C】旋風脚720°-CNT 旋子転体720°-C 騰空擺蓮720°-CNT

4. 跌撲滾翻

 【A】騰空盤腿360°側撲-N 原地后空翻-N 鯉魚打挺直立-N 騰空双端腿跌撲-N 側空翻-C
 【B】側空翻転体360°-C  単跳后空翻-N 騰空側端腿540°-N

5. 連接動作

 【A】抛+掃腿或槍背+接-C
 【B】抛+旋風脚360°+接-C 抛+騰空擺蓮360°+接-C

今月は平衡動作の「后(足易)抱脚直立」と跳躍動作の「旋風脚720°」を解説します。


■1「后踢袍脚直立」ホウティパオジアオヂィリィ

 平衡難度のひとつである「后(足易)抱脚直立」は
 脚部分の柔軟性はもちろん腰と背中の柔軟性が必要
 でしょう。

 十字平衡と違い脚部を手で持って引き上げることを
 します、また持久性平衡に属すため静止時間は2秒
 間止まらなければいけません。

 この動作はC難度で+0.4が与えられます。
 またこの平衡動作は長拳(器械)のみに属します。






■2「旋風脚720°」シャンフォンジャオ チーパイアール

旋風脚の2回転の動作です。
空中で里合腿で打つ位置は通常の360°旋風脚とさほど違わず約270°の位置で
打っています、その後の回転が約1周と少し(450°)回転しています。
720°のみ数歩の助走が許されています。

720°では踏み切りの足の角度と着地の角度が重要です、当然同時着地です。
この動作はC難度で+0.4が与えられます、この跳躍は長拳と南拳に属します。


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