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04年8月の講座 「補足・難度動作5」 vol.53   
今年のはじめから4回にわたって、国際大会の新ルールを紹介しました。
その後ルールの変更などもありここでは最新の情報を解説いたします。

ただこのルールも2005年のモスクワで行われる国際大会以降変更があると言われています。




点数の配分 

選手の得点は従来通り10点満点です、その内訳は「動作規格」5点「演技水準」3点「難度動作」2点という配分です。

動作の質  は歩型・手型・歩法・手法などの動作規格を評価します。
演技レベル は勁力、リズム。音楽それと演技レベル構成を評価をします。
難度動作  は難度の種類により点数が定められていて、その組み合わせで2点になるように套路を組み立てます、そのそれぞ
      れの難度動作が完成したと認定されれば2点満点を与えられ、完成とみなされなければ減点されます。

このルールは2005年モスクワ国際武術大会のみのルールになります。


難度の種類

長拳=(長拳・剣術・刀術・棍術・槍術) 南拳=(南拳・南刀・南棍) 太極拳=(太極拳・太極剣)

難度種類拳 種加点数     
平衡動作長 拳【A+0.2】搬腿朝天直立側踢抱脚直立仰身平衡  
  【B+0.3】十字平衡    
  【C+0.4】后踢抱脚直立    
 太極拳【A+0.2】前挙腿低勢平衡低勢前蹬採脚側端平衡  
  【B+0.3】后挿腿低勢平衡    
  【C+0.4】側朝天蹬直立    
        
腿法長 拳【A+0.2】直身前掃540°    
  B+0.3】直身前掃900°    
 南 拳【A+0.2】直身前掃540°    
  【B+0.3】直身前掃900°    
 太極拳【A+0.2】蹬腿分脚   
        
跳躍動作長 拳【A+0.2】旋風脚360°旋子騰空擺蓮360°側空翻騰空飛脚
  【B+0.3】旋風脚540°旋子転体360°騰空擺蓮540°側空翻転体360°騰空正踢腿
  【C+0.4】旋風脚720°旋子転体720°騰空擺蓮720°  
 南 拳【A+0.2】旋風脚360°騰空擺蓮360°騰空飛脚原地後空翻 
  【B+0.3】旋風脚540°騰空擺蓮540°騰空飛脚向転体180°単跳後空翻 
  【C+0.4】旋風脚720°騰空擺蓮720°   
 太極拳【A+0.2】騰空飛脚    
  【B+0.3】騰空飛脚向転体180°騰空正踢腿旋風脚360°騰空擺蓮360° 
  【C+0.4】旋風脚540°騰空擺蓮540°   
        
跌撲滾翻南 拳【A+0.2】騰空盤腿360°側撲鯉魚打挺直立騰空双端腿跌撲  
  【B+0.3】向内転身跳720°劈棍(刀)    


連接難度の種類

  
 連接加点     
長 拳【A+0.10】騰空飛脚+座盤旋風脚360°+跌竪叉旋風脚360°+馬歩旋風脚360°+座盤騰空擺蓮360°+跌竪叉
  騰空擺蓮360°+馬歩側空翻+跌竪叉投げ上げ+槍背+受け投げ上げ+騰空飛脚+受け 
 【B+0.15】旋風脚540°+跌竪叉騰空擺蓮540°+馬歩騰空擺蓮360°+提膝独立旋風脚360°+提膝独立旋風脚360°+旋子転体720°
  騰空飛脚+側空翻    
 【C+0.20】旋風脚540°+提膝独立騰空擺蓮540°+提膝独立旋風脚720°+馬歩旋子転体360°+旋風脚720° 
 【C+0.25】旋風脚720°+跌竪叉騰空擺蓮720°+馬歩旋子転体720°+跌竪叉  
       
南 拳【A+0.10】旋風脚360°+蝶歩騰空飛脚+提膝独立旋風脚360°+騰空飛脚騰空擺蓮360°+馬歩旋風脚360°+単跳後空翻
 【B+0.15】原地後空翻+蝶歩単跳後空翻+蝶歩騰空飛脚向転体180°+提膝独立騰空擺蓮540°+馬歩向内転身跳720°劈棍(刀)+仆歩
  旋風脚540°+蝶歩    
 【C+0.20】旋風脚360°+提膝独立騰空擺蓮360°+提膝独立鯉魚打挺直立+提膝独立  
 【C+0.25】旋風脚720°+馬歩騰空擺蓮720°+馬歩   
       
太極拳【A+0.10】騰空飛脚+
踏み切り足での着地
低勢前蹬採脚+転体
180°+提膝独立
前挙腿低勢平衡+転体180°+
提膝独立
旋風脚360°+踏み切り
足での着地
騰空擺蓮360°+踏み切り
足での着地
  騰空飛脚+騰空擺蓮360°    
 【B+0.15】騰空正踢腿+
踏み切り足での着地
騰空飛脚向転体180°+
提膝独立
騰空飛脚+提膝独立騰空擺蓮360°+雀地龍騰空飛脚+騰空擺蓮540°
  后挿腿低勢平衡+擺蓮脚
転体180°+提膝独立
    
 【C+0.20】騰空擺蓮540°+雀地龍旋風脚360°+提膝独立騰空擺蓮360°+提膝独立  
 【C+0.25】旋風脚540°+提膝独立騰空擺蓮540°+提膝独立   


主要技術動作の種類

(一)長拳必選動作(套路の中に必ず入れなければいけない動作)8種類
1.弓歩(ゴンブ)
2.虚歩(シュイブ)
3.仆歩(プブ)
4.弾腿(タントゥイ)
5.端腿(チャアイトゥイ 端は足偏)
6.后掃腿(ホウサオトゥイ)
7.頂肘(ディンチョウ)
8.扣腿平衡(コウトゥイピンハン)

(二)太極拳必選動作(套路の中に必ず入れなければいけない動作)8種類
1.攬雀尾(ランチゥウエイ)
2.野馬分髪(イエマフェンゾン)
3.楼膝拗歩(ロウシアオブ)
4.云手(ユンショウ)
5.左右穿梭(ゾウヨウチュアンソウ)
6.掩手肱捶(イアンショウゴンチュイ)
7.倒巻肱(ダオジュアンゴン)
8.搬欄捶(バンランチュイ)

(三)南拳必選動作(套路の中に必ず入れなければいけない動作)8種類
1.蝶歩(単蝶歩・双蝶歩 ディエブ)
2.麒麟歩(チーリンブ)
3.騎龍歩(チーロンブ)
4.挂蓋拳(グアガイチェン)
5.抛拳(パオチェン)
6.横釘腿(ホンディントゥイ)
7.虎爪(フーチャオ)
8.滾橋(グンチアオ)規定南拳、三段の最後の動作。

(四)剣術必選動作(套路の中に必ず入れなければいけない動作)9種類
1.刺剣(力点は剣の先に達する、腕と剣が一直線)
2.挂剣(身体の近くを立円で行う、力点は剣の前部)
3.撩剣(力点は剣の前部)
4.点剣(剣の先で急激に下に打つ、力点は剣先)
5.劈剣(立剣で切り下ろす、力点は剣身)
6.崩剣(立剣で手首を曲げる、剣先で急激に打ち上げる、力点は剣先)
7.截剣(剣身で斜め上または下に切り払う、力点は剣前部)
8.剪腕花(手首を軸に腕の両側を立円で回す、力点は剣先)
9.歩型(弓歩・仆歩・虚歩 の3種類)

(五) 刀術必選動作(套路の中に必ず入れなければいけない動作)9種類
1.扎刀(力点は刀の先に達する、腕と刀が一直線)
2.纏頭(刀を左から背中、右肩へ回す)
3.裹脳(刀を右肩から背中、左肩へ回す)
4.劈刀(腕と刀を真っ直ぐに伸ばし、切り下ろす)
5.斬刀(平刀で左右に切る、頭を越えず肩より高く、力点は刀刃)
6.挂刀(身体の近くを立円で行う、力点は剣の前部)
7.云刀(刀身を頭上または頭の前方で丸く回す)
8.背花刀(手首を軸に腕の両側を立円で回す、力点は刀先)
9.歩型(弓歩・仆歩・虚歩 の3種類)

(六) 槍術必選動作(套路の中に必ず入れなければいけない動作)8種類
1.欄槍(槍先を外に丸く振る、頭を越えず、股より低くならない)
2.拿槍(槍先を内に丸く振る、頭を越えない、股より低くならない)
3.扎槍(槍を真っ直ぐに突き出す、後の手は必ず前の手に合わせる)
4.穿槍(槍先を必ず喉または腰、腕の近くを通り素早く突き出す)
5.崩槍(槍先を上または左右に向けて短い距離で弾き震わす)
6.点槍(槍先を上、前、下向けて短い距離で突き刺す)
7.舞花槍(槍身を身体の横を連続で立円で回転さす)
8.挑把(槍の把を使い下から上に跳ね上げる、力点は槍把)
9.歩型(弓歩・仆歩・虚歩 の3種類)

(七) 棍術必選動作(套路の中に必ず入れなければいけない動作)9種類
1.平手侖棍(棍梢を胸より高い位置で左右に半周以上回す)
2.劈棍(棍梢を上から下に向けて打ち下ろす)
3.云棍(棍を頭の上または頭の前方で一周回す)
4.崩棍(棍梢を上または左右に向けて短い距離で弾き震わす)
5.絞棍(棍梢または棍把を内または外側に立円で回す、肩より低く膝より高い位置で)
6.戳棍(棍梢または棍把を前方に向けて突き出す)
7.点棍(棍梢を下に向けて素早く打つ)
8.提撩花棍(棍身を身体の横を連続で立円で回転さす)
9.歩型(弓歩・仆歩・虚歩 の3種類)

(八)太極剣必選動作(套路の中に必ず入れなければいけない動作)9種類
1.刺剣(力点は剣の先に達する、腕と剣が一直線)
2.挂剣(身体の近くを立円で行う、力点は剣の前部)
3.撩剣(力点は剣の前部)
4.点剣(立剣で手首を引き上げ、剣先を下に向けて打つ)
5.劈剣(立剣で切り下ろす、力点は剣身)
6.截剣(剣身で斜め上または下に切り払う、力点は剣前部)
7.抹剣(平剣で、胸の高さで剣の刃を右、左に向けて孤形に切る)
8.絞剣(平剣で、剣先を左または右に小さく円を描く、肘を少し曲げる)
9.歩型(弓歩・仆歩・虚歩 の3種類)

(九)南刀必選動作(套路の中に必ず入れなければいけない動作)9種類
1.纏頭(刀を左から背中、右肩へ回す)
2.裹脳(刀を右肩から背中、左肩へ回す)
3.劈刀(腕と刀を真っ直ぐに伸ばし、切り下ろす)
4.抹刀(胸の高さで刀の刃を右、左に向けて孤形に切る)
5.格刀(刀の先を下、上に向けて払い動かす)
6.截刀(刀の刃を斜め上股は斜め下に向けて切る)
7.掃刀(足首の高さで横に向けて切る)
8.剪腕花刀(手首を軸にして腕の両側で立円で回す)
9.歩型(弓歩・虚歩・騎龍歩 の3種類)

(十)南棍必選動作(套路の中に必ず入れなければいけない動作)9種類
1.劈棍(棍を両手で持ち下に向けて打ち下ろす)
2.崩棍(右腕を曲げ左腕を押し出し棍の先を跳ね上げる)
3.絞棍(棍の先または把を立円で回す、肩の高さを超えない、膝より低くならない)
4.滾圧棍(両手に持った棍を同時に大腿部の上に引き下ろす)
5.格棍(棍を立てて左、右に向けて押し出す)
6.撃棍(この先または把を左右に向けて打ち出す)
7.頂棍(棍の把を床に打ち付け、棍の先を跳ね上げる)
8.抛棍(両手で棍を持ち下から上に向けて打ち上げる、力点は棍梢)
9.歩型(弓歩・虚歩・騎龍歩 の3種類)

動作質量、其他錯誤 (動作規格減点とその他の減点)

種別減点内容よくある誤り 指定のない物はすべて0.1減点
平衡類搬脚朝天直立
側足易抱脚直立
側朝天足登直立
支えた脚が湾曲する・上げた脚が湾曲する
 后易抱脚直立支えた脚が湾曲する・上体が前傾する
 仰身平衡上げた脚の高さが水平より低い
 十字平衡身体が水平より低い
 前挙腿低勢平衡前に伸ばした脚が水平より低い
 后挿腿低勢平衡挿し出した足が地に触れる・挿し出した足が地に触れる
 低勢前足登足采脚支えた脚の踵が浮いている・蹴りだした足が湾曲するまたは爪先が外側に向かない
 側端平衡蹴る足の、膝を曲げてから伸ばしていない
 前掃腿軸足の大腿部が水平より高い掃腿する足の裏が地から離れる・掃腿する足が湾曲する
 后掃腿掃腿する足が湾曲する・掃腿する足の踵が地から離れる
   
腿法類横釘腿釘腿の足が伸びたままである・横に向けて蹴りだしていない
 跌竪叉後ろ足が明らかに湾曲する・前足が内に曲がり地に着く
 分脚
足登足脚
支える脚が湾曲する・上げた脚が湾曲する
 擺蓮脚撃ちならす足が肩に届かない
 雀地龍前足の裏が内に曲がり地に着く
 騰空飛脚
旋風脚
騰空擺蓮
撃ちならす足が肩に届かない・撃ち鳴らす音が空振りする
   
跳躍類騰空正足易腿下にさげた足が湾曲する
 側空翻
側空翻転体360度
空中の足が明らかに湾曲する
 旋子
旋子転体
空中で転体時の身体の角度が水平より45度以上(45度も含む)
   
跌撲類騰空盤腿360度側撲払い動かす足が頭を越えない
 鯉魚打挺直立手を使って起きあがる
 騰空双側端蹴りだす足が開くまたは湾曲する
   
歩型類弓歩前足の膝が脚背に届かない・前足の膝が爪先より前に出る
曲げた脚の大腿部が水平でない・後ろ足の踵が浮く
 >馬歩脚の踵が浮く・曲げた脚が水平でない・両足の間隔が狭い・上体が明らかに前傾している
 虚歩脚の踵が浮く・曲げた脚の大腿部が水平でない
 仆歩曲げた脚が完全にしゃがんでいない・伸ばした脚が湾曲している・足の裏が浮いている
 単蝶歩跪いた脚の小腿の内側が地に着いていない
   
歩法類上歩(太極拳)脚を前に出したとき足先を外に45度以上超えて回す・後足を前に出すとき脚を引きずる
   
器械方法挂剣
撩剣
手首を真っ直ぐに伸ばす
 纏頭
裹脳
刀背が身体から遠く離れる
 手蘭槍
拿槍
槍の先が丸く動かない
 立舞花槍
双手提撩花棍
立円で回らない
 器械抛接器械を抱きかかえてしまう・剣柄、刀柄を両手でつかむ
 頂棍(南棍)棍把が地に着かない棍梢が頭より低い
   
其他錯誤類0.1減点持久性平衡の静止時間が2秒に足りない
 0.1減点身体のいかなる部分でもコートの外に接触してしまう
 0.1減点器械が地に着く、器械の把を離してしまう器械が身体にあたる
湾曲や変形する上体が揺れる、脚が動く叉は跳んでしまう
 0.2減点付加して身体を支える(-0.2)・器械が切断してしまう(-0.2)
 0.3減点倒れる(-0.3)・器械を落としてしまう(-0.3)

難度画像


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