少林功夫の世界
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「天下の功夫少林寺より出づ」
言い伝えによると、全ての中国武術は少林寺武術を源とし、それが広まり発展していったモノであると言われる。
それは有る意味正しく、有る意味正しくありません。少林武術は紛れもなく中国の武術の一大ブランドで武術家
の憧れと言えます、ただし少林武術と言っても、伝わっている全ての武術が、少林寺固有の武術では有りません
少林寺では各地に伝わっていた色々な武術を取り入れ、研究し統合して行きました。
と言うわけで、少林寺出現以前にも武術は存在し、少林寺はその武術を沢山取り入れ、それが少林寺の中で熟成
して行き、更にそれが少林武術として全国に広まっていった・・・ということが真相でしょう。

これから、その少林武術を画像を中心に少しずつ紹介して行きます。

「少林寺の始まり」
少林寺は、太和十九年(495)、中国河南省登封県嵩山に、北魏の「孝文帝」は自分に、天下統一の啓示を与えた
インドの高僧「跋陀和尚」の為に、嵩山「少室山の林」の中に少林寺を建てました、これが少林寺の名前の由来
です。初代管長である「跋陀和尚」は、30数年にわたり少林寺の管長を続けたとされています。


白衣殿拳譜壁書(器械対練)

「少林拳の始まり」
南北朝と隋唐の時代に、大勢の少林寺の僧が古代の健身術の基礎を研究し、その上に色々な武術の長所を広範囲
に吸収し、総括し特色のある拳術を生み出して行きました。
宋代以降、少林武術は、宋の太祖「趙匡胤(927〜976)」の長拳、韓通の通杯拳、馬籍の短打など18家拳法
の長所を取り込んでいきました、その拳譜(武術の套路を記したもの)は少林寺で保管され後世へ代々受け継が
れています。さらに、伝えによると、金元の時代に少林寺の覚遠和尚が西へと赴き、白玉峰寺の李老師を訪ねい
ろいろな技を授かったと言われています、李老師は小洪拳、棍術、擒拿そして龍、虎、蛇、豹、鶴の五つの気功
を伝えました。

明代、抗倭(倭寇に対抗すること)の名将兪大猷は、戦いの中で得た実践的な棍術を少林寺に伝えました。そし
て、少林武術は諸流派の長所を取り入れ短所を補い、相互に促進し代々研鑽を繰りかえし次第に発展していきま
す、その後さらに少林武術は拳法、器械など多種多様な内容へと体系が完成していきます、そうして少林拳は套
路は巧みで完成度の高い武術の流派になっていきました。



「少林武術の内容」
1拳術   単練と対練の二種類がある。単練には、小洪拳、大洪拳、羅漢拳、楼洪拳、炮拳、長拳、梅花拳、
      朝日拳、通背四路、七星拳、関楽拳、龍拳、虎拳、豹拳、蛇拳、鶴拳など。対練------六合拳など。
2技撃散打 単練、散打には閃戦移身把、心意把、虎撲把、遊龍飛歩、丹鳳朝日、十字乱把、老君抱葫芦、
      金糸纏法、迎門鉄扇子、抜歩炮等百余種などがある。
3気功   少林易筋経、小武功、混元一気功、陰陽気功などがある。
4器械   刀、槍、剣、棍、長短軟鞭など十八般兵器、その中でも棍術がもっとも有名である。
5站桩功  馬歩功、椅子桩、丁字桩など、その中には起、落、進、退、反、側、収、縦など八つの要素がある。



「手・眼・身法・歩の要求」
手法は変化が多く、真っ直ぐまたは曲がる、出ていき入る、手法は意のままに行う。眼法とは、目で以て注視し
敵を探る。身法は起こす、落とすなど重心を把握して、平衡を失わない。歩法は進むときは低く、退くときには
高く、軽くすばしっこく安定する。ただし意識は内に隠し表に出さない、内は静かで外には激しく行う。戦いに
置いての理想は、声は東に打つは西に、上を示し下を打つ、偽りで攻め実際は退く、退くと見せて実は前に進む、
虚実合わせて持つ、剛柔が互いに補う、勢いに乗じて飛び込んで打つ、敵を討つ時は情けを掛けず、急所を打つ。



「少林拳の諺」
「麗しき事は猫の如く」「奮い立つ事は虎の如く」「行く事は龍の如く」「行動は稲妻、声は雷鳴の如く」この
形の変化はめまぐるしく、套路を強調し一気呵成に訓練する、肩と股、肘と膝、手と足の(外三合)、そして和
心(穏やかさ)及び意識、意識及び気、気及び力の内三合の内と外を一体とする。拳を打つ時は一直線、これは
少林拳をもっとも良く表した特徴である。動、静、呼吸、運気、用気等の特徴も有る。少林拳の拳訣には「拳を
打つときは充分に出す、力より気が出る、運気を重んじ後に緩める、気を貴び用いて後に素早くなる、緩急は精
神の技で一呼吸の中にある。」

「中国体育史の中の少林寺」
「少林拳は俗称で外家拳と呼ばれていて、格闘の主である。」「外家の中、流派は多種多様に至る陰勁と陽勁の
二派・・或いは世間で言われている南北二派、北派は剛を重んじ、南派(内家拳・武当派)は柔を重んじる・・
ゆえに拳術は剛柔に分かれる」南派は拳を重んじ、特に短手を重視する、北派は腿を重んじ、長手を重視する。
すなわち「南拳北腿」である。少林拳は中国内だけでなく国外にも広がり盛大に発展している。

【 NEW!! 】
「少林寺の十八般兵器」
少林寺で修行されている兵器(武器)はとても多く、十八種類の武器を「少林寺十八般兵器」と呼びます、ただ
し時代により武器の種類は違う場合があります。少林寺の武器と言えば十三棍僧で有名な「棍」、関羽の「春秋
大刀」程咬金の「月牙産」、羅家の「梅花槍」、高懐徳の黒虎銅錘、楊家槍など、敵陣に突撃する、長器械が前
後して少林寺に伝わり、武僧が身につけていきました。寺の僧達はこれらの基礎の上に千余年もの苦習練を積み、
歴代の名将による技術研究により、少林兵器の種類は日増しに多くなり、技芸は非の打ち所のない物に達して行
きました、宋代以降、少林寺の兵器は最も多い時には百二十余もの種類が有ったとされています。
ただし、常に用いられる兵器は槍、刀、剣、棍、大刀、铲、戟、鈎、錘、九節鞭などです。


1.三股叉          2.三尖両刃刀        3.少林袖圏

4.少林鉄筆         5.少林手盔         6.少林石球

7.少林拐棍児        8.少林双草鎌        9.手梢子棍

10.陰陽双鈎         11.少林両節棍       12.達磨杖

13.月牙铲          14.少林飛镖        15.少林刺

16.少林双拐         17.少林春秋大刀      18.少林鉄笛

【 NEW!! 】

護門双鈎


双頭双槍


瘋魔棍


三尖両刃刀


鶏爪鎌


追魂刀(大刀)


騰空双刀

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