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05年8月の講座 「太極拳・基礎の基礎講座12」 vol.65
太極拳基礎講座の第十二回目です、今月は太極拳の「勁力・眼法」などを解説していきます。
今回の講座を持ちましてしばらく休講といたします。
「太極拳の勁力」
太極拳の勁力とは柔軟で弾力に富んだ力を発揮することです、そのためには身体の各部分を協調させることが必要で、腕の筋肉の力だけを用いて強ばった力を出したり、反射運動(無意識に発する動作・屈筋反射、膝蓋反射などがある)的に力を出すことは勁力を発したとは言えません。
また勁力を発すると言っても常に最大の力を出すことではなく、その太極拳の動作と目的に合った適切な質量の勁力を発することも大事です。
また、勁力にもいろいろ種類があります。
明勁 強くはっきりした力
暗勁 柔らかく、相手の動きに対応し変化する力
長勁 力の道筋が長い物
寸勁 力の道筋が短く働く物
聴勁 自ら力を出すのではなく、相手に触れて相手の力の質や方向を感じ取る事
化勁 相手が発する力を受け流し無力にすること
以上が太極拳で主に使われる物です、武術にはこの他にも勁と名の付く物は沢山あります。
■ 掩手肱捶(イァンショォウゴンチュイ)
陳式太極拳は明勁の発勁動作が多く含まれた太極拳です。
その中で代表的な発勁動作は「掩手肱捶」です。
■ 楼膝拗歩(ロウシーアオブ)
簡化太極拳の発勁動作は柔らかく、相手の動きに柔軟に対応できる「暗勁」が用いられます。
画像の楼膝拗歩も「暗勁」に属します。
「太極拳の眼法」
太極拳の眼法とは、目の動きと動作、意識を協調させる方法と言えます。
基本的に太極拳の目は前方を平らに見ること(平視)、主な動き(実)の手の方向を見ることなどです。
手眼相随 意識、目、身体の順に動き、身法、歩法、手法を協調指せることです。
一転眼則周身全動 動作に先んじて目が動き、その後に全身が動き動作が完成する。
神態自然 体の状態が表情に表れる、また逆に表情を緩め穏やかにすることで身体が緩む事もある。
「太極拳の呼吸」
呼吸は意識・動作とともに太極拳の重要な要素とされています、意識が動作を導き、呼吸が動作、勁力を導きます。
ただし太極拳をおこなうときに呼吸を意識しすぎず、自然に無理のない呼吸を心がけると良いでしょう。
動作のはじめで吸い、動作の終わりで吐き出す。
動作の転換するところで吸う。
前進するときに吐き、後に下がるときには吸う。
腕が上に上がるときには吸い、下げるときには吐く。
長らくご好評を頂きました「中国武術基礎講座」ですが、今回の65回を持ちまして、しばらく休講いたします。
内容を充実させ楽しい講座を予定しています、再開をお楽しみにお待ちください。
ありがとうございました 館長
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