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09年6月の講座 基本功大研究8「旋風脚基本編」
「旋風脚・xuan feng jiao・シィアンフォンジィアオ」
旋風脚は武術の跳躍動作の基本となる跳躍で、長拳はもちろん南拳、伝統拳術の套路にも使われています。
動作は回転をともなう跳躍のため、複雑な動きが要求されます。一度癖が付くと動作をなかなか訂正出来ません。
最初に正しい動きを身につけることがとても大事といえます。
「旋風脚の手順」
旋風脚には、脚を動かさずその場で跳び上がる「現地式」、一歩か二歩前に歩く「上歩式」、前に助走してから
行う「助走式」等があります。一般的には四歩助走で跳躍するやり方がわかりやすいと思います。

1.高虚歩(前点歩)亮掌などの準備姿勢(A図の1番)。
2.左足を進行方向に一歩出す(A図の2番)。
3.右足を前に一歩出す(A図の3番)。
4.左足を少し遠くに(軽く飛びこむように)一歩出す(A図の4・5)。
【注意】出した左足に重心が乗るように。
5.続いて右足を素早く出す(A図の6)。
【注意】背筋は真っ直ぐにして身体を左に回しはじめる。
6.右足に体重を乗せて踏み切る準備をしてから跳ぶ(A図の7)。
【注意】背筋は真っ直ぐにして身体を左に回す。
7.左足を左方向に振り上げ、両腕と身体を一体にして上方に引き上げる(A図の8)。
【注意】背筋は真っ直ぐにして身体を左に回す。
8.右足を直線的に(斜踢腿)顔の左側に向け蹴り上げ、左手で足の裏を打つ(A図の9)。
【注意】右足は里合腿の様に丸く回さずコンパクトに蹴り上げる。
9.蹴った右足はすぐに下に下ろし左足とそろえるようにして背筋を伸ばす(A図の10)。
【注意】蹴った後、腕も身体に引き寄せる。
10.引き続き背と腰を伸ばして着地する(A図の11)。
【注意】両足が着くまで出来るだけ身体を真っ直ぐにする。
「助走時の注意点」(A図の2〜7)
1.四歩助走の場合、一歩目と二歩目は比較的ゆっくりと歩き、三歩目は
少し遠くに足を置き(B図の3〜4)、四歩目は出来るだけ素早く足を
出す(B図の4〜6)。
最初から速く走ると踏切のタイミングが合いにくい。
2.助走時には左右の足を出来るだけ直線的に出す。
ジグザグに歩くと身体がブレてしまう。
3.助走時には出した足に体重を乗せていくことに注意する。
足だけを出すと勢いが乗らず、踏切の力が出ない。
「踏切時の注意点」(A図の7〜8)
1.踏切時には腰を屈めず、踏み切る右足から頭まで垂直に身体を伸ばす
(C図の1〜3)。
踏切直前に腰を屈めてしまう(C図の4)と踏み切って回転すると、空中で
身体が反りやすく(C図の6)、回転軸が斜めになってしまう。また身体が
斜めになると踏切の力が使えず、回転にも影響が出る(C図の6)。
2.踏切足にの体重を充分乗せて踏み切る。
地面に力が充分伝わらないと横に流れてしまう。
3.踏切時に腕を振り上げる時、踏み切る前は緩めて、踏切と同時に力を
入れて身体に固定するように行う。
腕の振りを踏切に繋げるように行う。
「空中時の注意点」(A図の8〜10)
1.飛び上がると出来るだけ素早く、右足を左耳に向けて斜めに蹴り上げ、足の裏を左手で迎え撃つ。
体幹の軸が垂直であれば、横回転に対してブレが少なくスムーズに回る(D図の2)
回転軸が斜めになると、身体はコーン形に回転し身体がブレてしまう(E図の5・F図の8)。
(実際には空中で姿勢を修正しようと身体が動くため、もっと複雑な動きになる。)
2.足を打った後は出来るだけ素早く、右足を下ろし、腕を身体に引きつけ力を入れて固定する。
(D図の3)
足を素早く引きつけることで回転力が増す。
身体か緩んでいると、身体が振られてしまいブレやすい。
3.右足は左足に寄せるように引き下ろし、出来るだけ身体を真っ直ぐに伸ばす。
回転半径を出来るだけ少なくすると回転しやすい。
「回転跳躍の基本理論」
回転しながら跳躍する動作には共通項があり、物理運動で有る以上そのシステムから離れては出来ません。
1.回転する物体はその半径が小さいほど、回転に必要な力が少なくて良い。
旋風脚で右足を手で打ってから、素早く足を下ろすことで回転軸を小さくできる。
2.回転する物体は、柔らかく流動的な物であるより、硬質な物の方が回り続ける力が強い。
跳躍時、踏切り身体が空中時に全身に力を入れて固定する。
3.回転半径が小さくなると回転力が増す。
足を引きつけることにより回転半径が小さくなり、回転が速くなる。
4.回転する物はすべて回転軸があり、その回転軸が一本の直線であるとより回転しやすい。
身体に対して単純な軸を作ることがよい。
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